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2011/07/30

水道水の安全性は確認しており、21日の放射線空間線量値も毎時0・07マイクロシーベルトで、周辺地域と同程度だった

飯田のイワツバメ大量死:
汚泥処理施設の池、有害物質検出せず 市が検査結果 /長野
 飯田市水道局妙琴浄水場の汚泥処理施設の池で19日にイワツバメ約250羽が死んでいた問題で、市水道局は29日、検査依頼していた県環境保全研究所から「死因は不明だが、汚泥処理施設の池の水から有害性の高い物質は検出されなかった」と結果報告を受けたと発表した。

 水道水の安全性は確認しており、21日の放射線空間線量値も毎時0・07マイクロシーベルトで、周辺地域と同程度だった。20日以降、イワツバメの死骸(しがい)は見つかっていない。【石川宏】

毎日新聞 2011年7月30日 地方版





平成23年7月30日(土曜日)








2011年7月22日




汚泥処理施設にイワツバメばかり死骸250羽
 長野県飯田市は21日、同市鼎切石にある市水道局妙琴浄水場の汚泥処理施設で19日朝、成鳥のイワツバメ約250羽の死骸が見つかったと発表した。

 県下伊那地方事務所林務課が死骸と汚泥処理施設の水を県環境保全研究所(長野市)に送り、死因などを調べている。検査結果は来週中に出る予定だが、関係者は「なぜイワツバメだけが大量に死んだのか原因は不明」としている。

 死骸が見つかったのは、同浄水場から出た汚泥を天日乾燥させる三つのコンクリート池(縦35メートル、横15メートル、深さ3メートル)の一つで、浄水施設から約70メートル離れた場所にある。死骸は、深さ約80センチの汚泥の上にたまった水に浮いていた。17日朝に職員が見回った時は異状はなかったという。

 市水道課は同浄水場から提供している上水道について残留塩素、濁度、色度、臭気などを毎日検査しており、安全を確認していると説明している。同浄水場は市西側の風越山麓にあり、給水人口6万6000人と市民の約6割をカバーする給水能力を持つ。

 県飯田家畜保健衛生所が20日に行った鳥インフルエンザの簡易検査の結果は陰性だった。

 イワツバメは体長15センチほどで、背中が白く、集団で営巣する習性があるという。

(2011年7月22日09時53分 読売新聞)