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2011/07/27

農林水産省=東日本の17都県の稲わらや落ち葉を使った植物性肥料と家畜牛の排泄物(はいせつぶつ)で作る肥料の使用や生産、流通を自粛するよう通知

セシウム汚染腐葉土、東北4県で販売
2011年7月27日8時25分
 秋田市のホームセンター「コメリ秋田卸町店」で販売されていた栃木県産の腐葉土から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、コメリ(本社・新潟市)は26日、同じ商品を秋田県のほか、青森、岩手、宮城各県の店舗計110店で販売していたことを明らかにした。

 農林水産省は25日付で全国の都道府県に対し、東日本の17都県の稲わらや落ち葉を使った植物性肥料と家畜牛の排泄物(はいせつぶつ)で作る肥料の使用や生産、流通を自粛するよう通知した。肥料のセシウム濃度の基準はなく、基準ができるまで自粛するよう求めている。自粛対象の地域は、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡

 この問題は25日、販売されていた腐葉土1袋から1キロあたり1万1千ベクレルを検出したと秋田県が発表。コメリは店頭から同じ商品を引き揚げ、流通量や汚染の度合いなどを調べている。