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2011/06/21

「現時点で、園児の家族と保育所において、症状がある人はいない」

O157感染死 家族や保育所で発症者無し 県報告
 (2011年6月21日 19:14)
 県保健福祉部は6月21日、伊賀市内の女児(3)が病原性大腸菌O157に感染し19日に死亡した問題で、家族や女児が通う保育所に行っている調査の状況を報告した。同部は「現時点で、女児の家族と保育所において、症状がある人はいない」と説明している。


 これまでの調べによると、女児の死亡を受け、伊賀保健所では20日、家族と保育所に対して健康調査を実施し、家族の中で症状のある人がいないことを確認。女児が通う市内の保育所でも、園児114人を始め職員15人、調理員3人にも症状が無かった。また、同じ保育所では20日に3歳児1人が下痢の症状を見せたが、翌日の病院での診断でO157の症状は見られず、今回の感染との関連は無いという。

 同部は、家族や保育所関係者の健康状態を引き続き調査すると同時に、保育所で冷凍保存されている6月1日から13日までの2週間分の米や野菜など食品110検体と、調理器具などからふき取った9検体について検査を進めるという。