ページ

2011/06/01

大久保元秘書、「収支報告書の作成には一切かかわっていない」「事実でない調書に署名した」 

前田元検事作成の調書を証拠採用 陸山会事件公判
2011/6/1 11:24
 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、衆院議員、石川知裕被告(37)や元秘書、大久保隆規被告(50)らの第15回公判が1日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であり、2回目の被告人質問に立った大久保元秘書は「(関与を認めた)供述調書の内容は事実ではなかったが、事件の広がりを防ぐために署名した」と改めて関与を否定した。

 公判に先立ち、登石裁判長は、証拠隠滅罪で懲役1年6月の実刑が確定した前田恒彦・元検事が作成した大久保元秘書の供述調書3通について、調書作成の経緯を知るために職権で証拠採用することを決めた。同調書3通は、検察側が証拠請求を撤回していた。

 この日の証人尋問で、大久保元秘書は「名ばかりの会計責任者で収支報告書の作成には一切かかわっていない」と説明。供述調書について「前田元検事が石川議員らの署名調書を駆使しながら、パソコンで黙々と作成していた」と述べた。

 公判はこの日の被告人質問で証拠調べが終わり、7月に論告求刑の予定。8月に最終弁論が行われ結審する見通し。







「報告書作成していない」大久保被告、改めて無罪主張
2011.6.1 11:26
 小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた衆院議員、石川知裕被告(37)ら元秘書3人の第15回公判が1日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれた。被告人質問で元公設第1秘書、大久保隆規被告(50)は「政治資金収支報告書の作成は一切やったことがない」と、改めて無罪を主張した。

 被告人質問は第3~6回公判に続き2回目で、公判はこの日で証拠調べが終了する予定。

 大久保被告の取り調べは、大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)事件で、証拠隠滅罪に問われ、実刑が確定した前田恒彦元検事(43)が担当。大久保被告は「前田検事が作る調書を受け入れることが、事件の広がりを止める唯一の方法だと思い、事実でない調書に署名した」と述べた。

 検察側は前田元検事が作成した供述調書の証拠請求を撤回しているが、登石裁判長は同日、職権で証拠採用した。








調書の任意性「否定」の判決文を証拠採用
2011.5.27 11:41
 小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた衆院議員、石川知裕被告(37)ら元秘書3人の第14回公判が27日、東京地裁で開かれた。登石郁朗裁判長は、元私設秘書、池田光智被告(33)を取り調べた検事が別の詐欺事件で作成した供述調書の任意性を否定した大阪地裁の判決文を証拠採用した。

 池田被告は、元公設第1秘書、大久保隆規被告(50)の関与を認めた調書の任意性を争っている。

 採用されたのは、老舗ソースメーカーの旧「イカリソース」をめぐる詐欺事件の判決文。平成20年に大阪地裁は、同社元相談役の供述調書について「検察官が早期の保釈を持ちかけるなど利益誘導をしており、供述の任意性に疑いがある」として、証拠能力を否定。一部無罪を言い渡した。検察側は控訴せず、元相談役は上告中に死亡した。

 この日の公判では、大久保被告を取り調べた検事ら3人への証人尋問が実施される予定。






司法ジャーナル