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2011/06/01

大久保元秘書、「何かの陰謀。政治的な謀略だと思う」  「(水谷建設)元社長が小沢事務所を口実にして会社の金をかすめ取るための話だと思った」

「裏金疑惑は陰謀」 陸山会事件公判で大久保元秘書
2011年6月1日12時9分

 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件の公判が1日、東京地裁であり、元秘書の大久保隆規被告(50)=政治資金規正法違反罪で起訴=に対する最後の被告人質問があった。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県桑名市)からの裏金提供疑惑について、「何かの陰謀。政治的な謀略だと思う」と改めて否定した。

 これまでの公判では、同社の川村尚元社長(54)が、小沢氏の地元の胆沢ダム(岩手県奥州市)建設工事を下請け受注するため、2回に分けて計1億円の裏金を大久保元秘書ら小沢氏側に渡したと証言した。この証言について大久保元秘書は、「川村元社長が会社の金をかすめ取るための狂言だと思う」と話した。

 2回のうち、2005年4月に東京都港区のホテルで5千万円を大久保元秘書に渡したとされる場面には、別の建設会社長(56)も「同席した」と証言している。大久保元秘書は、この時期に川村元社長、建設会社長の2人とこのホテルで会ったこと自体は認めた。また、川村元社長らから2、3回の接待を受けたことも明かした。





裏献金「元社長の口実」=本人質問で大久保被告-陸山会事件公判
 小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われた元秘書の公判が1日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であり、元公設第1秘書大久保隆規被告(50)への2回目の被告人質問が行われた。同被告は、1億円の「裏献金」を認めた中堅ゼネコン水谷建設元社長らの証言について、「元社長が、小沢事務所を口実にして会社の金をかすめ取るための話だと思った」と述べた。

 大久保被告は、2005年4月ごろに元社長ら2人とホテルで会ったことは認めたが、現金の受け取りは「事実は全くない」と否定した。(2011/06/01-12:46)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011060100056






1億円要求は「事実無根」と大久保元秘書2011年6月1日 13時09分
 小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件の第15回公判が1日、東京地裁(登石郁朗裁判長)であり、政治資金規正法違反の罪に問われた元公設第1秘書大久保隆規被告(50)はあらためて無罪を主張、中堅ゼネコン水谷建設(三重県桑名市)からの1億円の「裏献金」も否定した。

 大久保元秘書は被告人質問で、1億円を水谷建設側に要求し、うち5千万円を2005年4月に自分が受け取ったとする検察側の指摘を「全くの事実無根」と主張。

 4月中旬に都内のホテルで川村尚前社長ら2人と会ったことは認め「胆沢ダム工事への参入を重ねて依頼された」と述べたが、現金を渡したとする2人の証言を「口裏合わせ」と批判した。(共同通信)





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