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2011/06/24

無人ヘリ「T-Hawk」、2号機原子炉建屋の屋上に不時着

放射性物質測定の無人ヘリ、2号機屋上に不時着 東電「コントロールきかず」2011.6.24 11:59
 東京電力は24日、福島第1原発上空を飛行していた無人ヘリ「T-Hawk」(直径約50センチ、高さ約50センチ、重さ約8キロ)が操縦不能となり、2号機原子炉建屋の屋上に不時着したと発表した。東電は「損傷の程度は分からない。煙や炎などは確認されていない」としており、状況確認を急いでいる。

 東電によると、「T-Hawk」は同日午前6時半すぎ、2号機上空の空気中の放射性物質の測定のため飛行を始めたが、7時ごろにリモートコントロールが利かなくなったという。クレーン車による現場の確認、回収を進める。

 また、東電は同日、試運転が続いている汚染水浄化システムで、処理を終えた汚染水が約2500トンに達したと発表した。東電は「建屋の水位は順調に下がっている」としている。