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2011/05/23

警視庁は、捜査情報が品川美容外科側に漏れていた疑いがあるとして、捜査に関わった警察官や、警視庁を退職したあと品川美容外科に再就職していた元警察官などから話を聞いて調べを進めています。

「品川美容外科」脂肪吸引手術死亡事件 関係先捜索で複数の捜査資料のコピー見つかる




東京・豊島区の品川美容外科で脂肪吸引手術後に女性が死亡した事件で、警視庁が2011年3月に行った病院の関係先への家宅捜索の際、複数の捜査資料のコピーが見つかっていたことがわかった。警視庁は、捜査員による情報漏えいの疑いが強いとみて、捜査を進めている。

この事件は2009年12月、荒川区の当時70歳の女性が、品川美容外科池袋院で、腹部の脂肪吸引の手術を受けたあと、体調が悪化し、2日後に死亡したもので、2011年4月、執刀医の堀内康啓(やすひろ)被告(37)が業務上過失致死の疑いで逮捕され、その後、起訴されている。

警視庁は、逮捕に先立って、2011年3月9日に病院など関係先の家宅捜索を行ったが、その際、複数の捜査資料のコピーが見つかり、押収されたという。

これらの捜査資料は、被害者が手術後に死亡するまでの経緯をまとめたものなどを含め、警視庁が捜査の過程で作成したものだったことが確認されているという。

警視庁は、これらの捜査資料がどのような経緯で病院側に渡ったのかを調べるとともに、捜査員による情報漏えいの疑いが強いとみて、捜査を進めている。
(05/23 11:46)





捜索先に警視庁の捜査資料
5月23日 14時23分
品川美容外科で脂肪を吸い出す手術を受けた女性が死亡し医師が逮捕された事件で、警視庁がことし3月、クリニックなどを捜索した際、事件に関する捜査資料が見つかっていたことが分かりました。警視庁は、捜査情報が漏れていた疑いがあるとして調べています。

品川美容外科を巡っては、東京・池袋のクリニックでおととし12月、おなかの脂肪を吸い出す手術を受けた女性が死亡しました。

警視庁は、ことし3月、業務上過失致死の疑いで品川美容外科のクリニックや関係先を捜索しましたが、この際、警視庁が作成した事件に関する捜査資料が数点、見つかっていたことが分かりました。

警視庁は、捜査情報が品川美容外科側に漏れていた疑いがあるとして、捜査に関わった警察官や、警視庁を退職したあと品川美容外科に再就職していた元警察官などから話を聞いて調べを進めています。この事件では、手術を執刀した医師の堀内康啓被告(38)が業務上過失致死の疑いで逮捕され、今月11日、起訴されています。