ページ

2011/04/06

飯舘村、村内の妊婦と乳幼児を村外に避難へ=村独自の措置

妊婦と乳幼児、村外避難へ…飯舘村が独自方針
 福島第一原発事故で村内の一部が屋内退避区域(福島第一原発から20~30キロ圏内)となっている福島県飯舘村は、近く村内の妊婦と乳幼児を一時、村外に避難させる方針を決めた。


 妊婦と3歳以下の乳幼児(付き添いは保護者1人まで)が対象。50人程度を見込み、滞在費を負担する方向で県と調整している。避難先は、福島市内の温泉宿泊施設などが候補にあがっており、準備ができ次第希望者を募る。

 同村は、大部分が屋内退避圏外だが、村内の小中学校などの敷地内で3月28日、大気中の放射線量が1時間あたり13・2~17・7マイクロ・シーベルト観測されており、村民に安心感を与えるため、村独自の措置として行うことにした。

(2011年4月6日11時01分 読売新聞)