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2011/04/30

加藤重治内閣府審議官、「ALARA(アララ)の精神」でやって貰うということ。

「やり方として妥当」 原子力安全委が弁明 : 動画 - 47NEWS






※動画耳コピ書き起こし nkdm4
― 校庭の利用判断における助言要請が文科省からあった時の原子力安全委員会内での議論の決定の仕方について

加藤重治内閣府審議官

政府の対策本部長からの助言要請でありましたけれども、法律によるものではなかったというのが一つあるのと、実際は文科省を中心として案を作られていて、むしろ案を作るより前の段階からですね、いろんなディスカッションは行っていたという状況があります。そういう事で安全委員会としては何を重視するのか、この問題について、これは委員の間でもかなりコンセンサスが出来ていたという状況です。


― やり方としては「妥当」だったとお考えですか

加藤審議官
はい。やり方としては妥当だった。
最終的に何を重視したかというとICRPの勧告で言っている1~20ミリシーベルトのバンドを用いるということ。
それから児童生徒の受ける線量低減をしていく取り組みをするとちゃんと暫定的考え方で言っていること、つまり、20ミリシーベルトかつかつでいいですよとは全然言っていないという事ですね。線量を下げる取り組みをすると言っていること。
そこは我々非常に重視してたところです。「アララの精神」でやって貰うということ。
それからモニタリングをやるということもこれは実際の姿を知る上で非常に大事ですから、そうことが入っているという事で基本的に「差し支えない」という判断をしたというわけです。



ALARA(アララ)
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As Low As Reasonably Achievable国際放射線防護委員会 が1977年勧告で示した放射線防護 の基本的考え方を示す概念。 「すべての被ばくは社会的、経済的要因を考慮に入れながら合理的に達成可能な限り低く抑えるべきである」という基本精神に則り、被ばく線量を制限することを意味している。