3月30日 20時39分
原子炉が安全に停止しているとされる福島第二原子力発電所1号機で、30日夕方、タービンのある建物の電気設備から煙が出ているのが見つかりました。煙はまもなく止まり、東京電力は電気設備のトラブルとみて原因を調べています。
東京電力によりますと、30日午後5時50分ごろ、福島第二原発1号機で、タービンのある建物の1階の電気設備に異常が起きたことを示す警報が作動し、社員が確認したところ、屋外の水をくみ上げるポンプのモーターに電気を供給する設備から煙が出ていたということです。
モーターの電源を切ったところ、午後6時13分ごろに煙が止まったということで、東京電力は、電気設備のトラブルとみて原因を詳しく調べています。
東京電力は、周辺の環境への影響はないとしています。福島第二原発は、福島第一原発からおよそ10キロ南にあり、東京電力は1号機から4号機までのすべての原子炉で温度が100度未満に下がり、安全に停止しているとしています。
第2原発建屋で煙=一時確認、冷温維持-東電
東京電力は30日、福島第2原発1号機のタービン建屋1階で同日午後5時50分ごろ、煙が出たと発表した。煙は間もなく消え、けが人はなかった。
東電によると、煙は配管の結露を集めて送るポンプの電源ブレーカーから出たとみられる。第2原発は全機、安全な冷温停止状態を維持しているという。(2011/03/30-20:31)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011033001015