2011.3.26 08:08
国民新党の下地幹郎幹事長は25日、枝野幸男官房長官と会談し、与謝野馨経済財政担当相が同日、一般家庭の節電をめぐり「料金体系を変えてはどうか」と事実上の値上げを提案したことに対し、「国民が困っている時におかしい。取り消さないなら罷免に値する」と抗議。下地氏は、与謝野氏が撤回しなければ亀井静香国民新党代表が菅直人首相に罷免を要求すると通告した。
与謝野氏は同日夕、記者団に「個人で非常に大きな電力を使っている方のところは料金体系を変えることも検討したらという話だ。説明不足だった」と述べ、一般家庭の料金引き上げ論を実質的に撤回した。
“値上げ検討発言”を釈明3月26日 1時4分
与謝野経済財政担当大臣は枝野官房長官と会談し、国民に節電を促すため電気料金の値上げも検討すべきだという考えを示したことについて、「庶民の電気料金の値上げを提案したわけではない」と述べ、釈明しました。
与謝野経済財政担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、国民に節電を促すため電気料金の値上げも検討すべきだという考えを示しましたが、これを巡って、国民新党の下地幹事長は「国民が困っているときに値上げの話をするのはおかしい」などと抗議しました。
与謝野大臣は総理大臣官邸で枝野官房長官と会談し、「大量に電気を使用している家庭について、何か検討すべきだと言ったつもりで、庶民の電気料金の値上げを提案したわけではない。私の説明不足だった」と述べ、釈明しました。これに対し、枝野長官は「間違った印象を国民に与えないようにしたほうがいい」と、発言に注意するよう指示しました。