2011/3/13 19:43
AFP通信は13日、米地質調査所(USGS)研究者らの見解として、東日本巨大地震により日本列島の位置が8フィート(約2.4メートル)動いた可能性があると報じた。全地球測位システム(GPS)の観測点の1つが8フィート動いたほか、日本国土地理院が提供する地図からも位置のずれが分かるという。
AFPによると、USGSの研究者は「この規模の地震になると、地盤の大きな移動が起きる」「断層のある場所では20メートル動いているだろう」などとも指摘した。
一方、今回の巨大地震を受けて地球の1回の自転に必要な時間が100万分の1.6秒だけ短くなったとする計算を、米航空宇宙局(NASA)の地球物理学者、リチャード・グロス博士が示した。AP通信などが伝えた。地震による衝撃で地球内部の質量の分布が変わった影響とみられ、ごくわずかに自転速度が増すという。