大阪府の橋下徹知事は25日、地域政党「減税日本」(代表=河村たかし・名古屋市長)が40人以上の候補者を擁立する出直し名古屋市議選(3月13日投開票)について、「河村市長が既成政党と組むなら、距離感を慎重に測らないといけない」と述べ、現状での選挙応援は困難との考えを示した。
府庁で報道各社の質問に答えた。
地域政党「大阪維新の会」を率いる橋下知事は、今月6日の名古屋市長選で河村市長を全面支援。しかし、河村市長は当選後、小沢一郎・民主党元代表と会談しており、橋下知事は「僕が同じことをやったら、大阪の有権者は絶対にそっぽを向く。統一地方選までは、国政とは一線を画さないととんでもないことになる」と話した。3月15日まで府議会開会中のため、スケジュール的にも名古屋市議選の応援は厳しいという。
(2011年2月25日11時57分 読売新聞)