与野党議員の主な発言=小沢氏強制起訴
小沢一郎民主党元代表の強制起訴をめぐる31日の与野党議員の主な発言は次の通り。
【与党】
菅直人首相 大変残念だ。(処分は)岡田幹事長を中心に役員会等で協議することになると考えている。(小沢氏は)国会で説明する必要はあるだろう。
岡田克也民主党幹事長 対応は小沢氏自ら判断すべきだ。小沢氏の判断を前提に、党内で(処分について)議論したい。
枝野幸男官房長官 出処進退はまず政治家自らが判断するのが原則だ。強制起訴とは別次元で国民に分かりやすく説明することは重要だ。
海江田万里経済財政担当相 裁判を粛々とやって無実を証明していただきたい。
鳩山由紀夫前首相 小沢氏の今の気持ちなどを斟酌(しんしゃく)しながら、冷静に見守ることが正しい判断だ。衆院政治倫理審査会(での説明)が望ましい。
生方幸夫民主党選対委員長代理 自主的に党籍を離れて無罪を勝ち取る戦いをしてほしい。疑惑を晴らすには証人喚問の方がいい。
牧野聖修民主党衆院議員 小沢氏が離党も辞職もしないなら、執行部は毅然(きぜん)と離党勧告か、除名処分にすべきだ。それでも責任を回避するなら議員辞職勧告も仕方がない。
鈴木克昌総務副大臣(小沢グループ) 国会では予算、法律を粛々と熟議し、小沢氏の問題は別のところで議論するのがいい。
松木謙公農林水産政務官(同) 一致団結が何よりも大事だ。執行部も一致団結できる方策を取ってくれるとありがたい。
森裕子民主党参院議員(同) 百パーセント無罪だと思う。
下地幹郎国民新党幹事長 (衆院での)3分の2の再可決に影響があるような判断は困る。証人喚問には賛成できない。
【野党】
石原伸晃自民党幹事長 証人喚問を求めていく。菅直人首相に決断を迫っていく。リーダーの資質が問われている。
山口那津男公明党代表 政治とカネで大きな疑惑を持たれた以上、出処進退は自らが決断すべきだ。証人喚問という形で(国会での説明を)求める。
市田忠義共産党書記局長 国会での説明責任を免れることはできない。離党や議員辞職は別の問題で、それで幕引きという考えは論外だ。
福島瑞穂社民党党首 政倫審で説明すべきだ。推定無罪(の原則)がある。今の段階で議員辞職、離党すべきだと思わない。
渡辺喜美みんなの党代表 証人喚問にきちんと応じるべきだということは、依然として言える。
園田博之たちあがれ日本幹事長 (小沢氏が)国会議員を続けることが妥当か、裁判を待たず問わなければならない。
(2011/01/31-21:19)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011013101030