共同通信
「北朝鮮、常識では予測不能」 中国側、09年の米会談で
内部告発ウェブサイト「ウィキリークス」がインターネット上に公開した米秘密外交公電によると、中国共産党の王家瑞対外連絡部長が2009年12月にバーンズ米国務次官(当時)と北朝鮮情勢について会談した際、「北朝鮮の行動は、公的な指標を常識的な手法で読み解いても予測することは不可能」と述べていたことが29日、分かった。
会談は、米国のボズワース北朝鮮担当特別代表が核問題をめぐる6カ国協議への復帰を求めて訪朝していた09年12月9日に中国で行われた。王氏はボズワース特別代表の訪朝について「北朝鮮を(6カ国協議に)引き戻すのに効果的な第一歩だ」と歓迎。
その上で「金正日総書記と会談できれば、非常に明るい兆候となり理想的」との期待を示したが、北朝鮮の行動が予測不能であることを指摘し、否定的な観測を示した。(共同)
2010/11/29 12:48 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010112901000369.html