12月23日 19時6分
北朝鮮による韓国ヨンピョン島への砲撃から1か月を迎えた朝鮮半島情勢について、中国政府は、依然として敏感で複雑だという認識を示し、関係国に対し、中国が提案した6か国協議の首席代表による緊急会合に応じるよう呼びかけました。
中国外務省の姜瑜報道官は23日の定例記者会見で、北朝鮮によるヨンピョン島への砲撃から1か月を迎えた朝鮮半島情勢について「依然として、高度に敏感で、複雑だ。関係各国は冷静さを保ち、責任ある態度をとってほしい」と述べ、厳しい状況が続いているという認識を示しました。そのうえで「朝鮮半島情勢を巡る問題を、少しでも早く、対話と交渉の場に戻すため、各国は、中国の呼びかけに応じてほしい」と述べ、関係国に対し、中国が提案している6か国協議の首席代表による緊急会合に応じるよう求めました。
中国は、韓国軍がこの日行った北朝鮮との軍事境界線に近い演習場での大規模な訓練が、北朝鮮を刺激するおそれもあるとみて、南北双方に自制を求める姿勢を示しています。