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2010/11/25

【延坪島砲撃】鳩山由紀夫「日本国民を代表し犠牲者の冥福を祈る」 「日本政府は積極的に韓国政府を支持し、協力していく」

聯合ニュース 2010/11/25 20:20 KST
鳩山前首相「韓日が世界と連帯し北砲撃に対処を」

【ソウル25日聯合ニュース】日本の鳩山由紀夫前首相は25日、北朝鮮が23日に韓国の延坪島に向け砲撃を加えた事件について、韓国国民を慰労するため韓日両国が迅速に世界と連帯し、同問題に対処していくべきだとの考えを示した。ソウル市内で行われた在日本大韓民国民団(民団)の行事に招かれ、講演したもの。
 鳩山前首相は、北朝鮮は援助を望みながらなぜあのような行為をしたのかまったく理解ができないと強く述べた。日本国民を代表し犠牲者の冥福を祈るとし、日本政府は積極的に韓国政府を支持し、協力していくと強調した。





 首相在職中、北朝鮮の魚雷攻撃により韓国哨戒艦が沈没した事件で韓国兵46人が死亡し、弔問に訪れたことも記憶に新しいとしながら、今回、民間人と兵士4人が死亡、多くの負傷者が発生し、家屋が焼失する事態となったことが信じられない思いだと述べた。

 また鳩山前首相は、当面は米国が経済力と軍事力の面で圧倒的優位を維持するだろうが、13億の人口を抱える中国が米国を追い越すのは時間の問題だろうと述べた。東アジアが政治的混乱を経ずに共同体を構成するには、各国が行き過ぎた民族主義を克服し、自立と共生の国際協調のルールを設けることが重要だとの考えを示した。

 北朝鮮核問題についても触れ、「この問題は平和な対話で解決すべき」だと指摘。そのためには、6カ国協議を再開するしか方法はないと主張した。そのうえで、北朝鮮を孤立させないよう国際政治の場で相互に緊密な協力をしながら、冷静に対処する必要があると述べた。中国がカギを握っているとし、「この問題に正面から対処してくれることを期待している」と述べた。

mazi38@yna.co.kr