ページ

2010/11/30

国連安保理、北朝鮮制裁について議論

ウラン濃縮、懸念の声多数 安保理、北朝鮮制裁で議論
2010年11月30日11時38分


【ニューヨーク=丹内敦子】国連安全保障理事会は29日、北朝鮮に対する制裁に関して議論し、北朝鮮が米専門家に公開した新たなウラン濃縮施設について、多数の理事国が安保理決議違反に当たると懸念を示した。米英は、韓国領砲撃事件についても明確に北朝鮮を非難した。ただ、この日も砲撃事件をめぐる実質的な協議には入らず、水面下での調整が続いている。

 今月の安保理議長国の英国のライアルグラント国連大使は、英国として砲撃事件とウラン濃縮施設の建設の両方を非難すると表明。「多くの理事国も同様だった」と述べた。この日の安保理会合後、国連本部で記者団に語った。

 ライス米大使も、両方を非難したが、砲撃事件に関する安保理での協議の見通しについては「(水面下で)話し合っているところだ」と述べるにとどめた。

 北朝鮮に唯一影響力を持つ中国の役割を問われると、ライス氏は「朝鮮半島の平和と安全が維持されるよう責任ある指導力を発揮することは中国の国益にかなうことだ」とし、安保理決議で科せられた制裁義務を果たすなど、中国が積極的に役割を果たすよう求めた。

 西田恒夫大使は「これ(ウラン濃縮施設の建設)は決議違反であり、北朝鮮の行為を非難する」と日本の立場を安保理で明確にしたと述べた。