日韓首脳会談、北朝鮮への連携した対応で一致
2010年5月30日
[済州島(韓国) 29日 ロイター] 韓国を訪問中の鳩山由紀夫首相は29日、李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談を行い、韓国の哨戒艦沈没事件では、両国が連携して北朝鮮に対応していく方針を確認した。
両首脳は中国の温家宝首相も交え、2日間の日程で日中韓首脳会談を行い、緊張感の高まる朝鮮半島情勢などを協議する。
日本の政府高官によると、日中韓首脳会談を前に鳩山首相は「北朝鮮の挑発的行為は許しがたい」とした上で、「日本は国際社会とともに(北朝鮮の)こうした動きを非難し、韓国を強く支持する」と李明博大統領に伝えた。
また、中国の温家宝首相は「(会談では)李大統領、鳩山首相と協力して良い結果を出し、(地域の)平和や安定、発展に向けた希望と自信のメッセージを世界に発信できると期待している」と述べた。
温首相は28日、李明博大統領とソウルで会談し、朝鮮半島の平和と安定を脅かすいかなる行為も非難するとの姿勢を示し、韓国哨戒艦沈没事件については、中国は誰も「かばわない」と表明していた。
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201005300006.html?ref=reca