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2007/04/06

【BDA資金凍結】 BDA凍結資金、香港の金融機関に送金へ

2007.04.06 10:46:59
「BDA北朝鮮資金、香港を通じて‘返還’」

 北朝鮮核問題解決の暗礁だったバンコ・デルタ・アジア(BDA)凍結資金問題が来週初めに解決される見通しだ。

最近、米国と中国、BDA側が北京で、「BDAに凍結された北朝鮮の2500万ドルを香港の金融機関に送金する」という解決策に合意したことが伝えられた。香港の銀行に送られた凍結資金は北朝鮮側が自由に扱える。



 BDA凍結資金問題は、先月19日に北朝鮮・米国間で解決原則が合意されたが、これを仲介する第3の金融機関が決まらず難航していた。

政府当局者は4日、「米・中・BDAの3者が6カ国協議の合意(2月13日)を円満に履行するため、BDA資金を香港にある銀行に送った後、北朝鮮側が受けることになる」とし、このように明らかにした。

北朝鮮資金を仲介する金融機関では「中国銀行(BOC)本社」とは別の法人として運営される「BOC香港法人」が有力という。

BDA問題が難航する中、米国側はグレーザー米財務副次官補を、韓国政府は林聖男(イム・ソンナム)北核外交企画団長を北京に派遣し、中国側と解決法を議論してきた。

これに先立ち朝米両国は先月19日、北京6カ国協議が再開された中、「BDA資金を北京の中国銀行に開設された朝鮮貿易銀行口座に振り込む」ことで合意した。

しかしBOC側が「不法資金を受ければ銀行の信用度が落ちる」とし、▽BDA凍結資金の返還▽国際原子力機関(IAEA)査察官の訪朝▽寧辺(ニョンビョン)核施設の凍結・閉鎖--という北核解決ロードマップ(日程表)に支障が生じた。

北朝鮮側は「BDA資金が返還されるまですべての議論を拒否する」という立場を守ってきた。

政府当局者は「BDA問題が10日ごろ解決されれば、北朝鮮側はIAEA査察官の北朝鮮入りを認め、核プログラムの申告・検証などの後続措置を取るだろう」と語った。

これを受け、北朝鮮核施設無力化措置の日程は2・13合意よりもやや遅れる見込みだ。2.13合意で各国は60日以内の初期履行措置として▽北朝鮮は寧辺核施設を閉鎖・封印し、IAEA要員が復帰できるよう招請する▽他の参加国は重油5万トン相当の緊急エネルギー支援を行うということに合意した。

政府当局者は「IAEA査察官の北朝鮮訪問と核プログラム申告は当初の予定より遅い5月初めに、寧辺核施設の凍結・閉鎖は6月にそれぞれ順延されるしかない」と説明した。