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2013/09/12

フランス、今度は新聞が被災者を侮辱  フランス2に続き二度目

フランス紙、日本の五輪招致と原発事故をやゆした風刺画掲載





日本のオリンピック招致と福島第1原発事故をやゆしたフランスの風刺画に、怒りの声が上がっている。

壊れた原発を背景に、相撲を取る2人。



左側の力士の腕は3本で、右側の力士は、足が3本に描かれている。





そして、防護服を着てマイクを握る男性は、「福島のおかげで、相撲がオリンピック種目になりました」と話している。



この風刺画を掲載したのは、11日付のフランスの新聞、カナール・アンシェネ紙
相撲のほかにも、「五輪のプールは、もうフクシマに」という風刺画も掲載されている。



フランスでは、2012年10月にも、サッカーのフランス戦で好セーブを連発した川島永嗣選手(30)に対し、国営テレビの番組が、腕を4本に加工した川島選手の合成写真を映し、「福島の影響があっても驚かない」などとやゆしていた。





東京では、「ひどい。むちゃくちゃひどい。人として、人間として、国とやかくではなくて、考えられない」、




「くやしいのかね。日本でオリンピックが開かれるのが」などの声が聞かれた。




また、福島の人は悲しいわね、こういうふうに見られるのは」、




「せっかく協力してくれたり、オリンピックが東京になったりしているのに、こういうふうに誤解されて、またもっと悪く思われたりするのが、悲しいとしか言えないですね」などと話した。





今回の風刺画について、菅官房長官は、フランス大使館を通じ、カナール・アンシェネ紙に抗議を行う予定であることを明らかにした。

菅官房長官は「このような風刺画は、東日本大震災で被災した方々のお気持ちを傷つけて、福島第1原発における汚染水の問題について、誤った印象を与える不適切な報道で、大変遺憾であります」と述べた。

(09/12 18:12)



五輪と福島絡めた風刺画掲載

9月12日 4時35分
フランスの新聞が、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の問題に絡めて、腕や足が3本ある力士2人が土俵で立ち会っている絵に、「福島のおかげで相撲がオリンピック競技になった」とコメントしている風刺画を掲載しました。

風刺画を掲載したのは11日付けのフランスの新聞「カナール・アンシェネ」です。
この風刺画は、原発の汚染水の問題に絡めたもので、1人は腕が3本、もう1人は足が3本ある極端にやせた力士2人が土俵で立ち会い、土俵の外には防護服に身を包んだ勝負審判とみられる人物2人が座っています。
そして「すばらしい。福島のおかげで相撲がオリンピック競技になった」というコメントを載せています。
この新聞は、フランス政界を巡る暴露記事などで知られる週刊紙で、編集部はNHKの取材に対し、原発事故が収束していないなかで、東京でオリンピックを開催することへの驚きを表現しており、日本人を傷つけようとしたものではない」とコメントしています。
これに対してフランスの日本大使館は、「大使館としてどのような対応を取るか検討している」と話しています。
フランスでは去年10月、公共放送のフランス2が、サッカー日本代表として活躍するゴールキーパー川島永嗣選手の腕が4本ある合成写真を番組で使用し、司会者が「福島の影響ではないか」などとコメントしたため日本大使館が抗議し、フランス2側が謝罪しています。





汚染水風刺画の仏紙「謝罪しない」 日本大使館は抗議

2013.9.12 21:45 [放射能漏れ]

 フランスの週刊紙カナール・アンシェネが2020年夏季五輪の東京開催と東京電力福島第1原発の汚染水漏れを関連づけた風刺画を掲載した件で、同紙のルイマリ・オロ編集長は12日、ラジオ局のインタビューで「謝罪するつもりはない」と述べた。

 同日午前には、在フランス日本大使館の藤原聖也臨時代理大使がオロ氏に電話で「東日本大震災の被災者の心情を傷つけるものであり不適切で遺憾」と抗議。大使館によると、オロ氏は「そういう意図はなかった」などと釈明したという。大使館は同様の内容の書簡も近く送達する。

 しかし、オロ氏はインタビューで「(風刺画は)誰かを傷つけるものではない」と明言。さらに日本政府の反応に当惑している。問題の本質は東京電力の(汚染水などの)管理能力のなさにあり、怒りを向けるべき先はそちらだなどと話した。カナール・アンシェネ紙は11日付の紙面で、腕や脚が3本ある力士などを描いた風刺画を掲載。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130912/erp13091221460005-n1.htm




追記 : 

原発事故の汚染水また漏れる アレバ社装置から3トン

2012/06/14 21:37   【共同通信】
 経済産業省原子力安全・保安院は14日、東京電力福島第1原発事故で発生した汚染水から放射性セシウムを取り除くフランス・アレバ社の装置から、少なくとも3トンの汚染水が漏れたと発表した。敷地外への流出はないという。

 保安院によると、汚染水の放射性物質濃度は1立方センチ当たり約480ベクレル。14日朝に装置の異常を示す警報が鳴り、装置周辺に汚染水が深さ1センチ前後たまっていた。

 アレバ社の装置は水漏れなどのトラブルが相次いだため稼働を停止していたが、装置内のセシウムを除去するため、5月下旬から水を循環させる作業を進めていた。


http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012061401001961.html


仏・アレバ社 原発汚染水処理費用に1トン2億円を提示

2011.05.25 07:00
3月末、フランスのサルコジ大統領が同国の原子力企業「アレバ」社のCEOを同行して来日した際に、菅直人首相はもみ手をしながら歓迎し、“原発をよろしく”と勝手なトップセールスをやった。
 その結果がこうだ。経産省幹部が明かす。
フランス側から提示されている処理費用はとんでもない金額だ。なんと汚染水処理に1トンあたり2億円もかかるという。最終的に汚染水は20万トンに達すると見られているので、それだけで40兆円。東電どころか日本が破綻してしまう
 国民には負担を押しつけ、外国には土下座する菅政権の典型的失敗だ。汚染水処理など国内企業でもできる。すぐにアレバには去ってもらっても構わないはずだが、きっと菅政権はその“言い値”に近い額を払うだろう。 
※週刊ポスト2011年6月3日号

http://www.news-postseven.com/archives/20110525_21234.html



アレバとキュリオンは結局「役立たず」
 汚染除去の本命東芝製「アルプス」はいつ稼働

2013/9/ 9 19:06
   「汚染水による影響は福島第1原発港湾内の0.3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされている」。国際オリンピック委員会(IOC)総会における安倍晋三首相のメッセージが、2020年の東京五輪決定への流れを引き寄せた。
   しかし、汚染水が今も増え続けているのは確かだ。海への流出や貯蔵場所の確保と、頭の痛い問題が残る。原発事故発生当初から懸念材料だった汚染水の処理は、現在どんな形で行われているのか。

アレバ、キュリオンの装置は今や「バックアップ用」
   放射性物質を含んだ汚染水は、東京電力福島第1原発の事故処理を進展させるうえで大きな壁となっている。事故発生時は、原子炉内の核燃料を冷やすために注水を続け、その分汚染水は増える一方だった。そこで東電は、汚染水からセシウムを吸着したのちに再び原子炉に循環させて冷却に利用する仕組みを取り入れた。最初に採用したのは、事故処理にノウハウのある仏アレバ社と米キュリオン社の装置だった。

   急ごしらえのシステムは、稼働時からトラブルの連続。当時の報道は、本格稼働初日から数時間後に不具合で停止し、その後何度も運転を中断したと伝えている。運転開始1か月後の稼働率は53%にとどまっていた。2012年11月29日付の日本経済新聞電子版記事は当時の様子を、「汚染水には溶けた核燃料に津波の海水が混じり、さびや油、魚までが浮いていた」と描写している。さまざまな障害物が、本来のセシウム除去という目的を邪魔していたようだ。

   このため新たに導入されたのが、東芝を中心に開発された新装置「サリー」だ。東芝のウェブサイトによると、2011年10月から主力装置として稼働を始めたという。東電広報部に取材したところ「現在でも、サリーが汚染水処理のメーン」と説明する。一方でアレバとキュリオンの装置は、サリーの「バックアップ用」として残っている。実際にキュリオン製のものは、今もたびたび作動している。アレバ製は動いていないようだが、はっきりと「使用停止」が宣言されたわけではないようだ。ただ緊急事態だったとはいえ、一説には「60億円」とも言われるアレバの装置には、費用対効果の面で疑問の声が上がる。

   さらなる処理能力アップのため、「サリー」に加えて東芝の「アルプス」という「多核種除去設備」も開発された。2013年3月29日付の東電の発表資料を見ると、サリーは主にセシウム除去が目的だが、アルプスの場合は62種類の放射性物質を取り除けるという。2013年9月以降の本格稼働という工程表も、資料の中で明らかにされていた。







フランス初の核実験から50年、今なお続く被爆者の苦しみ

2010年02月13日