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2013/07/23

福島第一原発3号機で18日に続き湯気発生 午後2時半までに止まる

福島第1原発3号機で18日に続き、23日も湯気のようなものを確認






東京電力福島第1原発3号機で、18日に続いて、23日朝も湯気のようなものが確認されたことがわかった。

東京電力によると、午前9時5分ごろ、3号機の原子炉建屋の上部で、前回と同じ場所から湯気のようなものが確認され、午前11時半現在も出続けているという。

前回と比べて、出方が断続的なうえ、濃度も薄いという。

東電は18日、湯気のようなものが出た原因について、雨水が格納容器の上部で温められて蒸発したものとみているが、22日夜も雨が降っていたことなどから、今回も同じ原因の可能性があるとしている。

周辺の放射線量などは変わっておらず、東電は今後、当時の気温や湿度で、実際に湯気が出るか検証する方針。

(07/23 13:29 福島テレビ)

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00250399.html




福島第一原発3号機からまた湯気 


 福島第一原発3号機から湯気が上がっているのが見つかった問題で、東京電力は、23日も湯気が確認されたと発表しました。

 東京電力によりますと、午前9時5分頃、福島第一原発3号機の原子炉建屋5階の中央付近から湯気が上がっているのが見つかりました。湯気は上がったり、上がらなくなったりを繰り返している状態でしたが、午後2時半までには湯気が止まったということです。

 また、周辺部分の放射線量を測定したところ、最大で1時間あたり2170ミリシーベルトというきわめて高い値を計測したということですが、原子炉の温度や放射線量を測るモニタリングポストの値に変化はないということです。3号機では、今月18日にも湯気が確認されています。

 原因について東京電力は、先週、「雨水が格納容器の上の部分の隙間に入り込み、蒸発して湯気が発生したとみられる」としていましたが、原子力規制庁は「東電の説明では不十分」として、引き続き原因を究明するよう指示しています。(23日21:21)









【福島第1原発の現状】 湯気発生が追い打ち 3号機の作業遅れ 


 東京電力福島第1原発3号機の使用済み核燃料の取り出しに向けた作業が難航し、計画の遅れが目立っている。18日には原子炉建屋上部で湯気のようなものが確認され、作業の延期を決定。思うように進まないがれきの撤去に、追い打ちをかける格好になっている。

  東電は18日朝、建屋5階の中央付近で湯気のようなものが出ているのを監視カメラで確認。19日朝に消えたが、原子力規制委員会は原因究明の徹底を東電に指示した。

 東電は雨水が建屋内部の原子炉格納容器で温められて発生したと推測。しかし実験などで原因が確認されるまで、19日に終えるはずだった遠隔操作の「除染ロボット」の試運転を延期した。

 5階には事故時の爆発で壊れたクレーンの残骸や鉄骨などのがれきが残る上、放射線量は毎時数十ミリシーベルトから数百ミリシーベルトと高く、人間が近づけない。

 東電は小型の除染ロボットで線量の高い床面を削り取ったり、小さいがれきを取り除いたりする除染対策に加え、遠隔操作のクレーンを使って床に鋼鉄製の板を敷き、放射線を遮る対策を計画。1ミリシーベルトまで放射線量を下げてから、使用済み燃料の取り出しのために建屋を覆うカバーの設置工事を始める方針だった。

 しかし3号機では昨年9月、がれき撤去中に鉄骨が使用済み燃料プールに落下するなど、トラブルも相次いでいる。政府と東電の廃炉対策推進会議が6月に見直した廃炉工程表では、 来年3月以降、 カバーを建屋に設置する予定だが、遅れが避けられない状況になっている。

(共同通信)

 2013/07/22 13:22
http://www.47news.jp/47topics/e/243917.php