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2012/06/20

オウム高橋容疑者、「(寛人容疑者に)金を脅し取られた」

高橋克也容疑者、寛人容疑者に「脅し取られた」

 オウム真理教による地下鉄サリン事件で、殺人容疑などで逮捕された高橋克也容疑者(54)が警視庁の調べに対し、2010年頃、高橋寛人容疑者(41)(犯人隠匿容疑で逮捕)に300万円を渡した経緯について、「菊地直子容疑者の身元を知った暴力団への口止め料として脅し取られた」と供述していることがわかった。

 同庁は、高橋克也容疑者の供述内容について慎重に調べている。


 捜査関係者らによると、高橋克也容疑者は1996年11月から、菊地容疑者(40)と一緒に逃亡を始め、97年以降は川崎市のマンションに2人で潜伏。菊地容疑者は05年頃、勤務先で知り合った高橋寛人容疑者と交際を始め、07年春にマンションを出て行き、高橋寛人容疑者と同居を始めた。

 この際、高橋克也容疑者と菊地容疑者は偽名で働いてためた約1500万円の逃亡資金を分け合い、高橋克也容疑者の手元には約800万円が残った。

 高橋克也容疑者の供述によると、高橋寛人容疑者は3年後の10年頃、一人で高橋克也容疑者が潜伏していた川崎市のマンションを訪問。「暴力団にオウムの菊地直子だとばれ、金を払わないと警察に言うと脅されている。そうなれば、あなたもばれる。金が必要だ」と迫り、300万円を受け取ったという。

(2012年6月19日14時49分  読売新聞)



 

高橋克也容疑者「金、脅し取られた」 菊地容疑者の同居男に

2012/6/19 12:26
 地下鉄サリン事件の殺人容疑などで逮捕されたオウム真理教元幹部、高橋克也容疑者(54)が、菊地直子容疑者(40)と同居していた高橋寛人容疑者(41)=犯人蔵匿容疑で逮捕=から「金を脅し取られた」と話していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。高橋寛人容疑者は「約300万円を借りた」と供述しており、警視庁は詳しい経緯を調べている。

 高橋克也容疑者と菊地容疑者は2007年春まで川崎市のアパートで一緒に逃亡生活を送り、その後、菊地容疑者は職場で知り合った高橋寛人容疑者と同居していた。

 捜査関係者によると、高橋克也容疑者は「菊地容疑者はアパートを出る際、たんす預金としてためた約1700万円のうち、半分くらいを持っていった」と供述。さらに「高橋寛人容疑者に金を脅し取られたこともあった」と話している。

 これまでの調べに、高橋寛人容疑者は「数年前、高橋克也容疑者にお願いして約300万円を借りた」と供述。菊地容疑者は「借金のことは知らなかった」としている。

 高橋寛人容疑者は借金の使途について「生活に困っていた」「借りた金を返した」などと供述しているが、説明に曖昧な部分もあるという。高橋克也容疑者の当時の潜伏先を知っており、警視庁は潜伏先を明かすことなどをちらつかせて金を脅し取った可能性もあるとみて、両容疑者から詳しい事情を聴く。

 また、高橋克也容疑者は松本智津夫死刑囚(麻原彰晃、57)に対する気持ちについて「『尊師』のことは、ちょっと複雑な心境です」と話しているという。


 

 

克也容疑者 菊地の男に「金取られた」

 地下鉄サリン事件の殺人容疑などで逮捕されたオウム真理教元信者の高橋克也容疑者(54)が19日、元信者菊地直子容疑者(40)と同居していた高橋寛人容疑者(41=犯人蔵匿容疑で逮捕)から「金を脅し取られた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。一方、寛人容疑者は「200万~300万円借りた」と話しており、供述内容が食い違うことから、警視庁では両者の金銭のやりとりを慎重に調べている。

 高橋克也容疑者は、96年11月から菊地容疑者と逃亡を始め、97年以降は川崎市内のアパートで“夫婦”を装い潜伏生活を送っていた。菊地容疑者は05年ごろ、勤務先で知り合った高橋寛人容疑者と交際するようになり、07年春には克也容疑者と住んでいたアパートを出て、寛人容疑者と町田市内で一緒に暮らし始めた。この時、アパートにあった逃亡資金約1700万円を分け合い、菊地容疑者が約半分を持って出たとされる。

 警視庁築地署捜査本部によると、克也容疑者は「(寛人容疑者に)金を脅し取られた」と供述しているという。寛人容疑者は「約2年前、(高橋克也容疑者から)200万~300万円、菊地容疑者に内緒で借りた。まだ返済していない」と話しており、捜査本部で詳しい経緯を調べている。オウム事件の特別手配犯という菊地容疑者と克也容疑者の素性、さらに克也容疑者の所在を知って、寛人容疑者が金銭的な要求をしていた可能性もある。

 また克也容疑者は、地下鉄サリン事件前夜である95年3月19日、元幹部の井上嘉浩死刑囚(42)から「何かをまいて騒ぎを起こす」と、山梨の教団施設で言われたとも供述している。「車の中で茶色い液体を見た。サリンは無色透明なので違うと思った」と話しており、猛毒サリンと認識していたかどうかについても調べる。

 克也容疑者は依然、松本智津夫死刑囚(57=教祖名麻原彰晃)を「尊師」と呼んでいることも判明。今どう思うかと問われ「ちょっと複雑な心境です」とは答えるが、それ以上は口を閉ざしてしまうという。オウム修行について、捜査員との雑談で話題にしていることから、教団への信仰心が今なお強く残っているとみている。

 [2012年6月20日8時57分 紙面から]





カネを脅し取られた」寛人容疑者に300万円 金銭トラブルか

2012.6.20 07:08 [オウム事件]
 地下鉄サリン事件で逮捕されたオウム真理教元信者、高橋克也容疑者(54)が、教団元幹部の菊地直子容疑者(40)=殺人などの容疑で逮捕=をかくまっていたとされる高橋寛人容疑者(41)=犯人蔵匿容疑で逮捕=から「口止め料として、金を脅し取られた」と供述していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。寛人容疑者は300万円を受け取ったことは認めているが、「借りた」と供述。警視庁は、2人の間に金銭トラブルがあったとみて調べている。 

 捜査関係者によると、克也容疑者は平成19年3月、10年近く一緒に潜伏していた菊地容疑者と別れ、1人で生活するようになったが、約2~3年後、寛人容疑者に求められて、自宅に蓄えていた現金から300万円を渡したとされる。

 克也容疑者は「寛人容疑者から『菊地容疑者と同居しているものだ』といわれた。自分の正体を知っており、金を脅し取られたと思った」などと供述したという。

 実際に寛人容疑者は当時、一緒に暮らすようになった菊地容疑者と克也容疑者が逃亡中の教団元信者だと知っていたという。

 これに対し、寛人容疑者は「菊地容疑者に聞き、克也容疑者が金を持っているのは知っていた。菊地容疑者に内緒で借りて、借金の返済に充てた。克也容疑者には返していない」と、克也容疑者とは認識の異なる供述をしている。

 一方、菊地容疑者は逮捕後に「寛人容疑者が300万円を借りたことは、知らなかった」と供述している。

 克也容疑者は調べに「菊地容疑者と別れる際に、働いてためた1700万円の半分近くを渡した」とも説明しており、警視庁は計1千万円以上の金が2人に渡った可能性もあるとみている。