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2012/06/14

高橋克也容疑者と菊地容疑者、別居した後も連絡を取っていた

高橋克也容疑者、菊地容疑者と別居後も連絡

 オウム真理教による地下鉄サリン事件で特別手配中の高橋克也容疑者(54)の行方について手掛かりをつかむため、警視庁は14日、出家前まで住んでいた横浜市港北区の実家を殺人容疑などで捜索した。

 公安調査庁も同日、団体規制法に基づき、横浜市神奈川区にあるオウム真理教主流派「Aleph」(アレフ)の施設を立ち入り検査した。

 警視庁関係者らによると、高橋容疑者の実家は、今月4日まで潜伏していた川崎市川崎区の建設会社社員寮から西に約10キロ離れた住宅街にあり、高橋容疑者は、オウム真理教に入信し出家した1986年まで両親と同居。その後、94年の父親の葬儀の際に一度だけ姿を見せたことがあるという。

 母親が昨年9月に亡くなったことから、現在は空き家になっているが、同庁は捜索を通じ、高橋容疑者の逃走先につながる手掛かりを捜すほか、逃走後に立ち寄っていないかどうかを確認する方針。

 また、高橋容疑者と菊地直子容疑者(40)(殺人容疑などで逮捕)が、別居した後も連絡を取っていたことが新たに分かった。菊地容疑者の供述などによると、菊地容疑者は2007年春、男(41)(犯人隠匿容疑で逮捕)と東京都町田市内のアパートで同居するため、それまで高橋容疑者と2人で潜伏していた川崎市幸区のマンションを出たが、しばらくして、高橋容疑者に「別の男の人と暮らしています」と携帯電話で連絡したという。

(2012年6月14日17時45分  読売新聞)





菊地容疑者、町田潜伏中に空き巣で300万盗難

 オウム真理教による地下鉄サリン事件で、殺人容疑などで逮捕された菊地直子容疑者(40)が、高橋寛人容疑者(41)(犯人隠匿容疑で逮捕)と同居を始めた後、「空き巣に2回遭い、300万円を盗まれた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。

 指紋採取を恐れ、警察には届け出なかったという。
 捜査関係者によると、菊地容疑者は2007年春、特別手配中の高橋克也容疑者(54)と暮らしていた川崎市幸区のマンションを出て、東京都町田市のアパートで高橋寛人容疑者と同居を始めた。菊地容疑者はこの際、2人で働いてためた約1500万円の中から、700万円を「自分の分」として持ち出した。

 菊地容疑者はこの700万円を銀行に預けず、自宅に保管していたが、高橋寛人容疑者と2人で旅行に出かけている間に空き巣被害に2度遭い、総額300万円を盗まれたと説明。警察に届けなかった理由については「犯人の指紋と区別するために自分の指紋を採取されると、特別手配犯だとばれると思った」と供述しているという。
(2012年6月13日14時42分  読売新聞)