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2012/06/09

高橋克也容疑者の潜伏先の部屋に「現金1000万円以上あった」

「潜伏先に1000万円以上」逃走中の高橋克也容疑者(06/09 07:41)

オウム真理教の菊地直子容疑者(40)をかくまったとして逮捕された男が、「6年ほど前に高橋克也容疑者の潜伏先に行ったら現金が1000万円以上あった」と話していることが分かりました。

 犯人蔵匿容疑で逮捕された高橋寛人容疑者(41)は約6年前、川崎市のアパートで、当時、一緒に潜伏していた菊地容疑者と高橋克也容疑者(54)に会っていました。

その後の警視庁への取材で、寛人容疑者が「アパートの部屋には現金1000万円以上があった。使い古された紙幣ばかりだった」と供述していることが新たに分かりました。菊地容疑者は現金について、「逃走中に克也容疑者と働いて貯めたもの」と話しています。警視庁は、2人に教団から逃走資金が提供されたとみて調べるとともに、克也容疑者は信用金庫で引き出した238万円のほかにも多額の現金を持って逃走しているとみて行方を追っています。






高橋容疑者“約1700万円保管”

6月9日 4時2分
オウム真理教の高橋克也容疑者が、6年ほど前、潜伏先の川崎市内のアパートにおよそ1700万円の現金を保管していたと、菊地直子容疑者が供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。

警視庁は、教団から提供された多額の逃走資金を持って逃げているとみて、行方を捜査しています。

警視庁によりますと、高橋克也容疑者(54)は、菊地直子容疑者(40)が逮捕された翌日の今月4日、230万円余りの預金を川崎市内の信用金庫で引き出したあと、逃走したとみられています。
高橋容疑者は以前、川崎市内のアパートに潜伏していましたが、6年ほど前まで一緒に住んでいた菊地容疑者が、「当時、アパートにおよそ1700万円の現金を保管していた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。

また、菊地容疑者をかくまったとして逮捕された、高橋寛人容疑者(41)も、「菊地容疑者と一緒に住むため、当時、アパートから荷物を運び出すのを手伝ったが、1000万円以上の現金を見た」と供述しているということです。

多額の現金について、菊地容疑者は「高橋容疑者と働いてためた金だ」と説明しているということです。

警視庁は、教団からの逃走資金が含まれている可能性が高いとみています。

また、高橋容疑者は預金を引き出して、ショッピングセンターでキャリーバッグを購入したあと、働いていた建設会社の社員寮に戻っており、警視庁は保管していた多額の現金をバッグに詰め込んだうえで逃走しているとみて、行方を捜査しています。






'12/6/8

給料以外に多額現金所持 高橋克容疑者、教団資金か


 地下鉄サリン事件の殺人容疑などで特別手配され、逃亡を続けているオウム真理教元信者高橋克也たかはし・かつや容疑者(54)が一時、勤務先からの給料とは別に、多額の現金を保有していたとみられることが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁築地署捜査本部は、同容疑者が今月逃走する直前に預金を引き出した信用金庫の口座に振り込まれていたのは勤務先の給与だけだったことを確認。口座の預金残高は最高で約250万円だったが、同容疑者は数年前、高橋寛人たかはし・ひろと容疑者(41)=犯人蔵匿容疑で逮捕=に数百万円を貸したとされる。

 ほかにまとまった収入源が確認されていないことから、捜査本部は高橋克也容疑者が別の口座を持ち、逃亡当初に教団から渡された資金をプールするなどしていた可能性があるとみて調べている。

 捜査本部によると、信用金庫の口座は、高橋容疑者が「桜井信哉さくらい・しんや」名義で開設。高橋容疑者は4日午後、口座に1円だけを残し約238万円を引き出して逃走した。

 高橋寛人容疑者は、菊地直子きくち・なおこ容疑者(40)を通じて高橋克也容疑者と知り合ったとみられ、捜査本部の調べに「生活が苦しく、2008年ごろ数百万円を借りた」と説明。借金は返済しなかったという。