2011/12/1 0:43
【ロンドン=共同】英紙タイムズは30日、イラン中部イスファハンの核関連施設で28日に爆発が起きたと伝えた。同紙が入手した施設の衛星写真などを基に報じた。
爆発の原因や被害の詳細は不明だが、同紙は施設が何らかの攻撃を受けた可能性もあるとしている。イラン政府は爆発を否定したという。
同紙は、爆発は偶発的な事故ではないとするイスラエル情報機関筋の見方も伝えた。
イランでは12日に首都テヘラン近郊にある武器庫で爆発が起き、イラン指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊のメンバー30人以上が死傷した。
イラン イスファハンでの爆発事故 情報錯綜
29.11.2011, 12:58
イギリス紙「ガーディアン」は、イランの地元メディアがイスファハン北東部の核関連施設で爆発があったことについて、相反する情報を伝えていることを報じている。当初、爆発は28日深夜に起こったとされたものの、その後、ファルス通信に最初に爆発音を聞いたと語っていた地元役人の一人が、自分の発言が誤解されたと発言していた。
しかし、他の情報筋も爆発の事実を伝えており、イスファハンの司法関係者によれば、「爆発のような音を聞いたが、その原因や結果についての情報は手にしていない。」とのことで、また爆発は大規模ではなかったという。
イスファハンにはIAEA(国際原子力機関)の監督のもと稼動するウラン加工施設がある。
11月にはイランの首都テヘランから西30キロのところにあるシャフリヤルで、弾薬庫が爆発し、15名が死亡していた。