2011-11-17 13:55:31
イラン軍のフィロゥザバディ参謀総長は16日、「革命防衛隊基地の爆発にアメリカやイスラエルは関与していない」と明らかにしました。
フィロゥザバディ参謀総長は「爆発で重要な軍需プロジェクトは生産停止となったが、近いうちに正常な状態に回復するだろう」と語りました。
この事故は、テヘランから35キロ離れた革命防衛隊基地の武器庫で12日に連続2回の爆発が起き、30人以上の死傷者を出したものです。 (ジョウ、志摩)
2011年 11月 20日(日曜日) 17:46
イラン軍統合参謀本部副議長がシオニストに警告
イラン治安部隊統合参謀本部のラシード副議長が、シオニスト政権イスラエルがイランに対する脅迫を実行に移した場合の結果について、イスラエルに警告を発しました。
ラシード副議長は、20日日曜、ファールス通信のインタビューで、イスラエルによる攻撃の脅迫について、「もしイスラエルがイランに対して浅はかな行動に出れば、その結果は彼らにとって取り返しのつかないものとなる」と語りました。
また、「イスラエルは、自らの脅迫を実行に移す力を持っていない。この政権の脅迫は心理戦に過ぎない」と強調しました。
さらに、テヘラン西部で先ごろ起こった革命防衛隊基地での爆発に、イスラエルが関与したとする西側の一部情報筋の主張について触れ、「彼らにそのような力はない」と述べました。
今月12日、爆薬を摘んだ積荷が移送中に爆発しました。
イランイスラム革命最高指導者の顧問を務めるヴェラーヤティ氏は、IRIB国際放送記者のインタビューで、「イラン侵略のために伸ばされる手は、必ず断ち切られる。イランは、統治の堅固さや連帯の点でも、また体制への国民の支持という点でも、ゆるぎない力、強さを有している」と語りました。
2011年11月19日20時30分
イラン軍事施設爆発に陰謀説、イスラエルが関与との臆測
イランの軍事施設で今月起きた爆発が臆測を呼んでいる。イスラエルではイラン攻撃論が取り沙汰されているだけに、イスラエルの諜報(ちょうほう)機関モサドの陰謀説も飛び出している。
爆発は今月12日、革命防衛隊が管理するテヘラン西郊の軍事施設であった。ミサイルシステムの開発を担った准将を含む17人が死亡したとされるが、死者はもっと多いとの情報もある。爆発音は約40キロ離れたテヘランでも聞こえた。「本当に攻撃が始まったのか」と身構える市民もいた。
爆発があった施設は、100メートルほどの岩山に隠れるように造られている。周囲の土漠にはフェンスと有刺鉄線が延々と張り巡らされ、監視所もあちこちにある。外部の人間が無断で立ち入るのは難しい。テヘラン市民の間では、「イスラエルの内部協力者がいたのでは」といったうわさが絶えない。