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2011/08/24

米東部バージニア州でM5.9の地震 

米東海岸でM5.9の地震 ホワイトハウスは避難
2011年8月24日3時58分
 米地質調査所(USGS)によると、バージニア州で日本時間24日午前2時51分(米東部時間23日午後1時51分)ごろ、マグニチュード(M)5.9の地震があった。米ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、震源は首都ワシントンから約140キロ南西で、深さは約1キロ。

 ワシントンでも強い揺れを感じ、CNNテレビによると、ホワイトハウスや国防総省など連邦政府機関の建物から職員が退避した。オバマ米大統領が夏休みを過ごしていたマサチューセッツ州マーサズ・ビンヤード島やニューヨークでも揺れを感じたという。

 USGSの専門家によると、この地域では最大規模の地震という。航空機の離着陸にも影響が出たほか、携帯電話が通じにくくなった。米気象局は、米東海岸に津波の恐れはないとしている。(ワシントン)










米東海岸でM5.8の地震 原発停止、首都も騒然
 2011.08.24 Wed posted at: 09:58 JST
ワシントン(CNN) 米東海岸で現地時間の23日午後1時50分ごろ、首都ワシントンに近いバージニア州を震源とするマグニチュード(M)5.8の地震が発生した。この影響で同州の原子力発電所が運転を停止したほか、ワシントンやニューヨークでは建物から人々が避難したり観光地への立ち入りが一時禁止されたりするなどの影響が出た。死者や重傷者、建物の大きな損壊などは確認されていない。

震源地は首都ワシントンから約141キロ南西のバージニア州ミネラル付近で、震源の深さは約5.9キロ。米地質調査所(USGS)によると、東海岸で起きた地震としては1944年のM5.8の地震、1897年のM5.9の地震と並び過去最大級だという。続いてマグニチュード2.8と2.2の余震も発生した。

地震の影響でワシントンでは政府機関などの建物から職員らが一時避難し、歴史的建造物も一時的に立ち入りが禁止された。国立公園局は中心部にあるワシントン記念塔をヘリコプターで点検し、構造に異常がないことを確認した。携帯電話は通話が殺到してつながりにくくなった。

バージニア州では学校の建物に被害が出たり屋根の煙突が倒れたりするなど一部損壊の通報が相次ぎ、軽傷者も出ている。震源に近いノースアナ原子力発電所は、地震で電力の供給が止まり運転を停止したが、放射性物質の流出はなかったとしている。現在は電力の復旧作業を進め、原子力規制委員会(NRC)が状況を監視している。

ニューヨーク州からノースカロライナ州にかけての一帯でも人々が建物から避難し、主要空港は一時的に運航を停止。ニューヨークのケネディ国際空港などでは管制官が避難したが、その後通常通りの運航を再開した。東海岸では地震に慣れていない人が多く、地震の揺れをトラックやヘリコプター、爆発物などによる振動と思った人も多かった。






携帯電話網が混乱


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