2011年 08月 23日 12:05 JST
[ガザ 22日 ロイター] イスラエルとパレスチナ自治区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの当局者らは22日、停戦に合意した。複数の当局者が明らかにした。イスラエル南部では18日に車両を狙った襲撃が発生、その後同国が報復としてガザ南部を攻撃するなど、双方の間で暴力の応酬が続いていた。
エジプトと国連が仲介した停戦について、イスラエルのバラク国防相は「非常に喜ばしい」と表明。イスラエルへの襲撃はパレスチナの小規模な武装勢力が中心となって実施したとみられる。
一方で、軍事当局者によると、停戦合意の数時間後にガザからイスラエル南部に向けてロケット弾が2発発射された。負傷者はいなかった。停戦合意に関与しなかったとする武装勢力が犯行を認めている。
バラク国防相は停戦合意後に受けたロケット弾について、応戦するかどうかは今後の状況をみて判断すると述べた。
18日のイスラエル南部での攻撃では、市民6人と兵士2人の計8人が犠牲となった。武装勢力側は少なくとも7人が死亡したという。その後に国境付近で行われた空爆などでは、市民5人を含むパレスチナ人15人とイスラエル人1人が死亡した。
2011年 8月 21日(日曜日) 16:13
ヨルダンでガザ空爆に抗議する反イスラエルデモ
ヨルダンの首都アンマンで、シオニスト政権イスラエルによるガザ地区への攻撃に抗議する人々が、イスラエル大使館前でデモを行いました。
ヨルダン市民数百人は20日土曜、このデモにおいて、イスラエル大使をヨルダンから退去させるよう求めました。
デモ参加者らはさらに、イスラエルの旗に火を着け、ヨルダンとイスラエルの平和条約の破棄を求めました。
ヨルダンの警官隊は、イスラエル大使館がある地区を封鎖し、デモ隊が大使館に近づくことを妨げました。
ヨルダンは1994年、イスラエルとの平和条約に調印し、エジプトに次いで、この政権と平和条約を結んだ2番目のアラブ国家となりました。
また、別の報道では、ベネズエラが、イスラエルのガザ空爆に抗議し、イスラエル大使を国外に追放したということです。
ベネズエラのチャベス大統領は、イスラエルによるガザ攻撃を非難し、パレスチナ人を大量殺戮しているこの政権を、流血と占領の政権と呼びました。
チャベス大統領は、「イスラエルのペレス大統領は、ガザへの軍事攻撃の罪で、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所へ移送され、処罰されるべきだ」と強調しました。
カナダの大学の団体も、イスラエルによるガザ空爆に抗議し、イスラエル人がカナダの大学で教えたり、講演を行うことを禁じる考えがあることを表明しました。
イスラエル軍によるガザ地区への空爆で、子供数人を含むパレスチナ人16人が殉教、他多くの人々が負傷しています。