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2011/08/08

農林水産省、東北や関東など17の都県に改めて腐葉土の使用などを自粛するよう要請

腐葉土自粛、17都県に再要請=検査方法確定できず-農水省
 農林水産省は8日、東北や関東甲信越などの17都県に対し、腐葉土の生産や使用を自粛するよう5日付で再度通知したと発表した。腐葉土の汚染状況の把握が難しく、放射性物質の検査方法が確定できないため。

 原発周辺県で作られた腐葉土には高濃度の放射性物質が含まれる可能性があることから、農水省は7月25日に利用自粛を要請。今月2日に肥料の放射性セシウムの暫定規制値を1キロ当たり400ベクレルと公表した際、腐葉土の自粛措置も解除する考えを示していた。

 自粛の対象は、宮城、福島など東北6県、新潟、長野を含む関東甲信越10都県と、静岡県。同省と各都県は、落ち葉を集めて腐葉土を製品化する過程で放射性物質がどう濃縮されるかなどを調べ、検査方法を検討する。(2011/08/08-19:14)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201108/2011080800738




腐葉土の生産や使用を自粛するよう再要請
2011年8月9日 0:43
 農水省は、東北と関東など17都県に対し、腐葉土の生産や使用を自粛するよう再要請した。

 放射性物質に汚染された腐葉土がホームセンターなどで販売されていた問題で、農水省は今月、肥料に含まれる放射性物質の暫定許容値を公表し、販売や自粛の要請を解除する方針を明らかにしていた。しかし、腐葉土の場合、農家が自家生産するケースが多く、実態の把握が難しいことから、東北や関東などの17都県に対し、当面の間、自家生産した腐葉土の譲渡や使用を自粛するよう、一転して再び求めた。

 ただ、農水省では、小売店などが在庫を抱えている場合は測定を実施し、肥料が暫定許容値の1キロあたり400ベクレルを超えなければ、例外的に販売を認めるとしている。





腐葉土 使用自粛を改めて要請
8月8日 16時49分
全国各地で高い濃度の放射性セシウムが含まれている腐葉土が見つかっている問題で、農林水産省は、どのように検査すれば安全が確認できるか今の時点では判断できないとして、東北や関東など17の都県に改めて腐葉土の使用などを自粛するよう要請しました。

福島第一原発の事故のあと、放射性セシウムが含まれた腐葉土が相次いで見つかっている問題で、農林水産省は、先月25日、放射性セシウムが含まれている可能性のある腐葉土や肥料の生産や使用の自粛を求めました。

その後、1キログラム当たり400ベクレルという目安を示し、これを下回れば生産や使用を認めるとして検査の方法や手順を検討してきました。ところが、腐葉土については、材料となる落ち葉の汚染の広がりや生産や流通の実態がよく分からず、地域ごとにどのくらいの割合で業者や農家を検査すれば安全が確認できるか、今の時点では判断できないとして、東北と関東甲信越、それに静岡の17の都県に対して改めて生産や使用を自粛するよう要請しました。

一方、牛の排せつ物を使った堆肥については、放射性セシウムを含む稲わらが流通している16の道と県で、汚染した稲わらを与えた畜産農家から原料を調達しているすべての肥料製造業者を対象に検査を行うなどして、目安を下回ったものは使用などを認めるとして、自治体に検査計画を作るよう求めました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110808/t10014772191000.html







7月27日