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2011/05/18

IAAEAの調査団を受け入れ 

福島第1原発事故 枝野官房長官、事故調査のためIAEA調査団を受け入れると発表

枝野官房長官は、17日午後の記者会見で、福島第1原発事故の調査のため、5月24日から6月2日までの日程で、IAEA(国際原子力機関)の調査団を受け入れると発表した。

枝野官房長官は「事故について、国際社会に対し、最大限の透明性を確保すべく努めてきておりますが、この調査団の受け入れはその一環として、わが国の経験の各国との共有のためにも有意義なものとなると考えております」と述べた。

派遣されるのは、原子炉や放射能汚染などの国際的な専門家およそ20人で構成される調査団で、IAEAは、今回の調査をふまえたうえで、6月末に開催される閣僚級会合で事故対応の評価を報告する方針。

一方、枝野官房長官は、東京電力が福島原発1号機の「非常用復水器」と呼ばれる冷却装置を、津波到達の前に手動で停止させた可能性が報じられたことについて、「報道で初めて知った」と不快感を示したうえで、東電に対し、情報公開の徹底をあらためて求めた。
(05/18 02:18)