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2011/05/18

ロシア、択捉島の空港滑走路延長などインフラ整備計画に84億ルーブル追加支援を提唱

北方領、240億円追加支援を提唱…露副首相
【モスクワ=寺口亮一】インターファクス通信によると、15日に北方領土の択捉、国後両島を訪問したロシアのイワノフ副首相は17日、政府の会合で、北方領土で空港などインフラ整備計画に84億ルーブル(約240億円)の追加支出が必要との考えを表明した。
 ロシア政府は、2007~15年に北方4島と周辺の開発に計150億ルーブル(約430億円)の投入を計画している。

 副首相は、追加支出の主な対象として択捉島の空港滑走路延長を挙げた。大型輸送機の離着陸を可能にすることで、ロシアによる島の実効支配を強化するための開発を加速する狙いとみられる。副首相は、国後島の空港の改修工事が完了し、年内にも利用が再開されるとの見通しも明らかにした。

(2011年5月18日11時21分 読売新聞)