東京電力は6日、福島第1原発の敷地内4カ所で3月25、28両日に採取した土壌から、微量のプルトニウム238と同239、同240を検出したと発表した。敷地内では同21、22日に別の場所で採取した土壌からもプルトニウムが見つかっている。
今回調査したのは、前回と同じ1号機の西北西約500メートルのグラウンドを含む5カ所。同グラウンドでの検出量に大きな変化はないという。
いずれの濃度も、過去に海外で行われた大気圏内核実験で日本各地に降ったプルトニウムと同レベルで、東電は「健康に影響はない」としている。各プルトニウムの比率から、一部は今回の事故に由来する可能性があるという。(2011/04/06-21:33)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201104/2011040600762
東京電力プレスリリース
福島第一原子力発電所 土壌中のPu測定結果
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110328m.pdf