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2011/04/02

菅総理が岩手県陸前高田市の避難所を視察。しかしカメラは全てシャットアウト。

2011年4月2日(土) 13時28分
菅首相、陸前高田市の避難所を視察

 菅総理大臣は、東日本大震災で壊滅的な被害を受け、市内だけで死者が1000人以上に上っている岩手県陸前高田市を訪れ、初めて避難所を視察しました。

 菅総理は2日午前8時過ぎ、自衛隊のヘリコプターで陸前高田市に到着し、およそ160人が生活している小学校の避難所を訪れ、被災者らと対話しました。

 「菅総理が今こちらの避難所に入りました。しかしカメラは全てシャットアウトです。政府関係者に話を聞きますと、総理周辺は、報道陣の前で被災者から厳しい指摘を受けることを恐れていたとも言います」(記者)


 避難所の中で菅総理は、それぞれの家族のもとをまわって話を聞き、高齢の男性には「国もしっかり対応するので頑張って下さい」などと声をかけました。被災者との対話は20分ほどで終わり、菅総理は報道陣の前で次のように話しました。

 「いろいろ話を聞きました。海岸沿いに家があった方は、今後どこに家を建てていいのかということも言われていまして、国としても最後まで応援しますと言って」(菅首相)

 菅総理はこの後、福島第一原発からおよそ20キロの場所にあり、復旧作業の拠点となっている福島県楢葉町の「Jヴィレッジ」を訪れ、作業にあたっている自衛官や消防士らを激励する予定です。(02日11:29)

こんにちは、おひるのNHKニュースです。
菅総理大臣は、東日本大震の津波で壊滅的な被害を受けた岩手県の陸前高田市を視察しました。

菅総理大臣は、けさ早く、自衛隊のヘリコプターで総理大臣官邸を出発し、午前8時過ぎに岩手県の陸前高田市に入りました。

菅総理大臣は、まず、陸前高田市の市役所仮庁舎で戸羽太市長と面会し、被災状況について説明を受けました。そして、仮庁舎を出る際、市の消防団員に対し、少し長い戦いになるが、政府も最後の最後まで一緒になって頑張るので皆さんも頑張って下さいと呼びかけました。

この後、菅総理大臣は、およそ250人が避難生活を送っている米崎小学校を訪れ、毛布などにくるまって休んでいる被災者に声をかけながら避難所内をまわりました。
避難所を出た菅総理大臣は、記者団に対し、次のように述べました。

菅総理大臣「海岸沿いに家があった方は、今後、どこに家を建てればいいのかという事も言われてまして、国としても精一杯最後まで応援しますからと言って、励ましたら…」

避難している人は次のように話しました。

男性 「まぁ、一応、来てくれたっていうところは、嬉しかったですけど?」

女性A「菅総理にお願いしたんだけど「頑張ります」の答えでどれくらい頑張ってくれるのか‥」

女性B「みなさんも頑張ってくださいってねぇ」

女性A「どれくらい期待したらいいんだか。」

女性A 「この、到着することによって会場をきれいにしてくださいとか、これは、ちょっとなぁ。」

女性B 「ちょっとなぁ。」

女性A 「車を整理して下さいとか、なんでここの今、大変な時にそんな体裁をつくんなきゃいけないのかなぁと思って、」

女性B 「うん。ちょっとなぁ。」

女性A 「ちょっとこれは意外でした。」