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2011/04/15

東京ディズニーランド再開

2011年4月15日
東京ディズニーランドが再開=開園前に1万人の列









 東日本大震災で休園していた東京ディズニーランド(千葉県浦安市、TDL)が15日、約1カ月ぶりに開園した。午前8時のオープンに合わせ、開園前から約1万人の熱心なファンが列を作り開園を待ちわびた。

 始発電車に乗り、午前5時から並んでいるという20代の姉妹は「開園をすごく待っていた。休園の間はディズニーのビデオやDVDを観ていた。早くミッキーに会いたい」と笑顔で話した。 
 予定より5分繰り上げてゲートが開くと、キャーという歓声が上がり、思わずお目当てのアトラクションまで走り出す来園客の姿も多くみられた。

 開園を受けてオリエンタルランドの上西京一郎社長は東日本大震災に触れ「被災された方々を思いやることが大切。そのためにも多くの方々に夢や感動や喜び、安らぎを提供したい」と話した。

地震の影響で、TDLでも駐車場で液状化現象が生じたり、一部アトラクションでひびが入るなどの被害に遭った。一方、園内で大きな影響がなかったことについては「サイドパイルを埋め込むなど地盤改良工事を徹底的に行っていたため」とした。

TDLでは入園料のうち1人当たり300円を義援金として日本赤十字社を通じ寄付する。ディズニーアンバサダーホテルと東京ディズニーランドホテルも1室1泊につき1000円を寄付する。

 また地震以来、TDLでは積極的に節電にも努めており、レストランやお土産物店などの照明を通常より暗くしたり、園内各所にある噴水の水を止めたりしている。また夜の名物とも言える「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」は中止しており、パレードは昼のみとなる。

 現在は、春の訪れを祝うお祭りを表現した「ディズニー・イースターワンダーランド」が6月30日まで開催されている。うさぎの耳を付けたミッキーやミニーなどのキャラクターが、水玉やしま模様などカラフルに色付けされた卵をあしらったフロート(山車)に乗って登場。観客はキャラクターと一緒になって踊りながら歓声を送っていた。

【時事ドットコム編集部撮影】

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