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2011/04/16

G20、共同声明要旨

G20が会議終了後に発表した共同声明要旨
4月15日(ブルームバーグ):ワシントンで14、15の両日開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が発表した共同声明の要旨は以下の通り。


1.悲劇的な出来事後での日本の人々との連帯意識、必要とされるいかなる協力も提供する用意。

2.日本の経済と金融セクターの強靭(きょうじん)さへの信認を表明。

3.世界経済の回復は広がりを見せ、民間需要のより力強い成長により、より自律的なものになっている。しかし、下方リスクは残る。

4.幾つかの中東・北アフリカ諸国と日本での出来事は、経済面での不確実性とエネルギー価格の緊張を増加させた。

5.継続した大規模な不均衡に対処するためのわれわれの作業の第一段階を完了する一連の参考となるガイドラインに合意した。

6.不均衡の性質や調整の障害になっている原因をより詳細に評価するプロセスの第二段階を開始する。次回会合に向けて予防や是正に向けた措置を確認。この措置は、2011年版の行動計画となり、カンヌ・サミットで首脳により議論される。

7.国際通貨システム強化のため、短期的に作業の焦点を以下に当てることで合意した。
①世界的な流動性の状況の評価
②外貨準備の蓄積の原因に関する各国固有の分析
③為替レートの無秩序な動きや継続したファンダメンタルズからの乖離(かいり)を回避するための協調の強化
④SDR(IMF=国際通貨基金の特別引き出し権)の構成通貨拡大のための基準にのっとった道筋⑤グローバルな資金のセーフティーネット強化のための諸制度の改善-など。

8.一次産品価格は増大する圧力に直面。商品デリバティブ市場の参加者が適切な規制・監督に従う必要性を強調。


更新日時: 2011/04/16 13:05 JST