死亡牛の肉骨粉から微量の放射線
県は4日、福島県などから八戸市の畜産系廃棄物の処理工場に運び込まれた死亡牛を加工した肉骨粉から、微量の放射線が検出されたと発表した。測定された放射線量は最大で毎時0.16マイクロシーベルトで、県は「周辺住民に影響を与えるものではない」としている。
牛の肉骨粉から微量の放射線を検出
2011.4.5 01:02
青森県は4日、青森市の産業廃棄物業「青森RER」の処理施設に、福島県などから搬入された牛の肉骨粉から、微量の放射線が検出されたと発表した。放射線量は運搬してきたトラックの表面で0.16マイクロシーベルトと低く、周辺への影響はないという。
青森県は、肉骨粉に放射性物質が含まれているとみている。県によると、通常、核燃料などを輸送する際の基準線量は、トラックの表面で2000マイクロシーベルトという。
この肉骨粉は東北6県から運ばれた死亡牛を、三共理化工業八戸工場(青森県八戸市)で処理した際に出た。今後、肉骨粉を積んだトラックをどこで保管するか、青森RERと三共理化工業が検討する。