福島原発作業員が献身的な努力
福島原子力発電所の作業員が、放射能を浴びる状態に置かれていることから、死の危険に不安を抱いています。
フォックスニュースが伝えたところによりますと、福島原発の作業員の母親は匿名で、「作業員たちは、原子炉の爆発を防ぐために依然として努力を続けている。彼らは、放射能に晒されており、それを原因とする病気にかかる危険が高いことから、近い将来、死の危険に晒されるという不安を抱いている」と語りました。
また、「息子や同僚たちは、放射能による死の危険に晒されながらも、国民の命を救うために、いかなる努力も惜しまない決意だ」としました。
この母親は、息子や同僚たちが放射能による病気にかかっていることは確認できないとしながらも、「彼らは放射能を浴びており、数週間、あるいは数ヵ月後に死亡する可能性もぬぐいきれないと考えている」と述べました。
福島原発を管理する東京電力は、これ以前に、「医師団が、定期的に、原発の作業員の身体検査を行なっている」と発表しています。
東京電力は、放射能による病気にかかる危険があるのは、放射能に汚染された水に長時間つかっていたため、火傷を負った3名の作業員のみだとしています。
こうした中、ロシアの関係者は、福島原発から拡散された放射能が、ロシアの大気中で検出されたことを明らかにしました。
ロシアの放射能を監視する企業のこの関係者は、「2週間前から、ロシアの大気層でヨウ素とストロンチウムが発見されているが、これらは健康に悪影響を及ぼす量ではない」と述べました。
最終更新 ( 2011年 4月 02日(土曜日) 19:01 )
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