土肥隆一衆議院議員、衆議院の政治倫理審査会長と党の常任幹事会議長を辞任
土肥氏、政倫審会長など辞任を表明
民主党の土肥隆一衆議院議員が日本政府に竹島の領有権の主張を中止するよう求めた日韓の議員連盟の共同宣言に名前を連ねていた問題で、衆議院の政治倫理審査会長などを辞任すると表明しました。
「心から国民の皆さん、関係者の皆さんにおわびを申し上げたい。きっちりと申し上げておかなければなりませんが、竹島は日本の固有の領土であります」(民主党 土肥隆一衆院議員)
土肥氏は、「集会で自分の名前の印刷された宣言文を渡されたが、会が進行していて修正する時間がなかった」と釈明した上で、「不見識だと言われても申し開きができない」と語り、衆議院の政治倫理審査会長と党の常任幹事会議長を辞任すると表明しました。
菅総理大臣は「一つのけじめをつけたと思う」と述べましたが、野党側は引き続きこの問題を追及する構えです。
「ご本人もその行動が軽率だったということで深く反省をしている。彼自身の行動に対してケジメをつけたと考えています」(民主党 岡田克也幹事長)
一方、民主党の岡田幹事長は「共同文書の中身は民主党の国会議員として到底認められない」としながらも、現時点では土肥氏に対する処分や措置までは考えていないと語りました。(10日21:01)