3月18日(ブルームバーグ):菅直人首相は18日夜、東日本大震災発生から1週間経過したことを受け記者会見し、現状は「まさに日本の危機」だとして国民に団結を呼び掛けた。さらに与野党としても事態打開に向け、内閣を強化する方策について話し合っていると述べた。
首相は東京電力福島原発の事故について「私や官房長官が知りうる事実はすべて公開してきた」と強調。「まだまだ予断を許さない状況」ながら、東電や自衛隊、警察当局など関係者が「決死の覚悟」で対応しており、そう遠くない時期に「しっかりとコントロールする方向に向けて全力を挙げている」と語った。
さらに、被災地の混乱は続いているものの、物資輸送の面などで改善の兆しが見られると指摘。他地域による被災者受け入れ促進を「政府としても全力を挙げて進めて行きたい」とした。
更新日時: 2011/03/18 21:35 JST