原子力安全・保安院は17日午前9時半からの会見で、福島第一原子力発電所に東北電力から電力供給を受ける新たな送電線が、17日午後にも敷設される見通しを明らかにした。外部電源の確保で原子炉の冷却作業が進むことが期待される。 福島第一原発の1~3号機は現在、消防車から海水を注入して原子炉を冷やしている。送電線がつながれば、1号機と2号機につながる冷却設備を稼働させることができ、消防車による海水注入より安定的に原子炉を冷やせることになる。