2011年3月31日22時9分
中国のヘリコプターが3月26日に東シナ海で海上自衛隊の護衛艦に異常接近した問題で、中国外務省の姜瑜副報道局長は31日、「日本の艦船とは必要とされる安全な距離を維持していた」との談話を発表し、日本側の抗議に反論した。
日本側には、東日本大震災の被災地で自衛隊が救援活動を展開する中で起きたことに反発の声が出ていたが、副局長は「日本国内での救援活動とは全く関係ない」と強調。「日本側は責任のある態度で、両国関係の大局に影響を与えることを防ぐべきだ」とした。(北京=古谷浩一)
2011/03/28-19:18
中国ヘリ接近は遺憾=伴野外務副大臣
伴野豊外務副大臣は28日午後の記者会見で、中国の海洋警備機関所属とみられるヘリコプターが26日に東シナ海の日中中間線東側で海上自衛隊護衛艦に接近したことについて、「危険な行為だ」として中国政府に抗議したことを明らかにした。その上で「こういった(震災の)時期に行われることは遺憾だ」と述べた。 (2011/03/28-19:18)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011032800849