１７日

【速報】放水効き目なし？福島第１原発

【０３：４４】　英外務省は１６日、福島第１原発の事故を受け、東京と東京以北に住む英国人に退避を検討するよう勧告を出した。

【０５：５９】　１６日のニューヨーク外国為替市場で円相場が急伸し一時１ドル＝７９円７５銭を突破、１９９５年４月に記録した戦後最高値を更新した。

【０７：２２】　東京電力は１７日、計画停電（輪番停電）を午前７時ごろから群馬、埼玉、東京、神奈川の１都３県の一部約８５万世帯で開始したと発表した。

【０８：１１】　総務省消防庁によると、１７日午前７時現在、東日本大震災で全壊や半壊、一部破損した建物は計１０万３９６棟となった。

【０８：２５】　東京電力は、暖房用の電力使用量が増大しているため、午前９時２０分以降の計画停電（輪番停電）は各グループ内の全世帯が対象になると発表した。

【０８：５３】　野田佳彦財務相は17日、円の最高値更新に関連し、市場の動きを注視していくと表明、「介入についてはコメントしない」と述べた。

【０９：０４】　東京株式市場の日経平均株価（２２５種）は、一時９０００円を割り込んだ。

【０９：１７】　東京電力は１７日、暖房需要の高まりを受け「需給が極めて逼迫（ひっぱく）している」として、あらためて節電を呼び掛けた。

【０９：１８】　防衛省によると、１７日午前８時すぎ、陸上自衛隊のヘリコプターが福島第１原発の上空から放射線量のモニタリングを始めた。放射線量が低ければ、別のヘリ２機による水の投下を始めるとみられる。

【０９：１９】　みずほ銀行は１７日、システム障害が発生し全店舗の窓口、現金自動預払機（ＡＴＭ）、インターネットの全取引が停止したと発表した。障害発生は３日連続。

【０９：３５】　東京電力は１７日、午前９時２０分ごろからの計画停電を栃木、群馬、千葉、埼玉、神奈川の「第１グループ」で開始した。

【０９：３８】　防衛省は１７日、陸上自衛隊ヘリコプター２機による福島第１原発への水の投下を始めることを決めた。

【０９：４９】　陸上自衛隊ヘリが17日午前９時４８分、福島第１原発３号機へ水を投下した。

【０９：５２】　東京電力は１７日、送電線の工事中に社内専用の通信回線を誤って切断し、福島第１原発から東京本店へのデータ送信が９時間近く途絶えていたことを明らかにした。

【１０：０７】　陸上自衛隊ヘリが、福島第１原発３号機へ４回目の水を投下した。

【１０：２３】　防衛省によると、福島原発への水の投下は、陸自ヘリ２機で３号機に向けて計４回行われた。ヘリはいったん現場を離れた。

【１０：４８】　防衛省によると、福島第１原発周辺での放射線量を勘案し、ヘリの飛行時間は４０分以内と決めていた。

【１０：５８】　防衛省によると、福島第１原発への地上からの放水には、警視庁の高圧放水車のほかに、自衛隊の消防車両など十数台と隊員約40人も投入する方針。

【１１：３４】　北沢俊美防衛相は１７日の記者会見で、福島第１原発に関し警察の放水が終わった後に、自衛隊の消防車両１１台で放水する方針を明らかにした。

【１１：３７】　北沢防衛相は１７日の記者会見で、福島第１原発への自衛隊ヘリによる水投下について「間違いなく３号機にかかった」と述べた。

【１１：３９】　みずほ銀行は１７日午前、システム障害がほぼ解消し、店舗、現金自動預払機（ＡＴＭ）、インターネット取引を再開した。外貨預金に関する取引はできない状態が続いている。

【１１：４９】　枝野官房長官は17日の記者会見で、福島第１原発５、６号機の状態について「危険の高い状態に至るのに若干の時間があると報告を受けている」と説明した。

【１２：０１】　折木良一統合幕僚長は１７日の記者会見で、福島第１原発の水投下による自衛隊員の健康状態について「どれくらいの放射線量を浴びたかはこれから集計するが、現在のところ安全上の問題はないと思っている」と述べた。

【１２：１７】　枝野官房長官は１７日の記者会見で、福島第１原発５、６号機の冷却作業について「若干、時間がかかると聞いている」と述べた。

【１２：２３】　東京電力は１７日、第１グループと第５グループで１日に２回の計画停電を実施すると発表した。１日２回の計画停電は初めて。

【１２：２８】　東京電力によると、福島第１原発４号機は屋根がなく、骨組みが残っている状況。

【１２：４２】　東京電力は１７日、午後０時２０分ごろから「第２グループ」の計画停電を開始した。停電予定は約３２２万世帯。

【１３：０２】　みずほ銀行の西堀利頭取は17日午後記者会見し、３日連続でシステム障害が発生したことについて「お客さまに対し多大なご迷惑をおかけし、心よりお詫びします」と謝罪した。

【１３：０６】　衆院は１７日午後の衆院本会議で、東日本大震災を受け、出席議員全員で黙とうした。

【１３：１８】　ロイター通信によると、米国務省は１６日、帰国を希望する在日米大使館員の家族を帰国させるため、航空機をチャーターした。

【１３：４０】　東京電力は、福島第１原発敷地内の放射線量はヘリコプターによる水の投下を終えた１７日午前１０時すぎにも変化していないとのデータを明らかにした。

【１４：０１】　東京電力は１７日、第５グループの計画停電を開始したと発表した。第５グループの停電は１日２回目。

【１６：０７】　火箱芳文陸上幕僚長は１７日の会見で、福島第１原発に水を投下した陸自ヘリ乗組員１０人の除染後の放射線量はいずれも６０ミリシーベルト以下で、健康状態に異常はないと明らかにした。同省の緊急任務の受容上限は１００ミリシーベルト。

【１６：３６】　海江田万里経済産業相は１７日の記者会見で「本日夕方から夜にかけて電力需要量が供給量を大幅に上回り、予測不能な大規模停電が発生する恐れがある」と述べた。

【１６：５１】　ＪＲ東日本は１７日午後５時以降、首都圏の在来線全線について、順次本数を削減することを決めた。

【１６：５４】　防衛省の折木良一統合幕僚長は１７日の記者会見で、東京電力福島第１原発に対し自衛隊消防車両５台で３０トンの放水を実施することを明らかにした。

【１７：０５】　東京メトロや小田急、東急などの私鉄各社も午後５時以降、運転本数を減らす。

【１８：００】　菅直人首相は１７日、東日本大震災への対応強化のため仙谷由人民主党代表代行を官房副長官に起用する方針を固めた。同日中に任命する。

【１８：０８】　東京電力は１７日、需要超過の状態が続くと、予告なしに一部地域で停電になる可能性があると注意を呼びかけた。ただ、電力需要が供給を少しでも上回った場合でも、瞬時に首都圏が大停電に陥ることはないと説明。

【１８：２４】　宮城県警によると、１７日午後４時現在、県内で収容した遺体は計３１５８人となった。

【１８：３８】　福島発のアシアナ航空機で１７日、韓国・仁川国際空港に到着した日本人男性から、韓国政府が「異常値」の基準としている１マイクロシーベルトを超える放射線が検出された。健康に影響はない値。

【１８：５２】　防衛省によると、１７日午後５時半すぎ、福島第１原発３号機に地上から放水する自衛隊の消防車５台や化学防護車などが同原発に到着した。

【１８：５２】　枝野官房長官は１７日の記者会見で、「節電にご協力をいただかないと全面的な、あるいは予測されない停電に陥ることになる」と述べ、さらなる節電努力を求めた。

【１９：０７】　ロシアのプーチン首相が１９日に極東サハリン州を訪問し、東日本大震災を受けた日本への天然ガス供給増加などについて地元当局者らと協議する予定であることが１７日分かった。サハリン州政府筋が明らかにした。

【１９：２２】　枝野官房長官は１７日の記者会見で福島第１原発に対する自衛隊ヘリの水投下の効果について「顕著な数字の変化が出ている報告は受けていない」と述べた。

【１９：５０】　東京電力は１７日、管内の電力需要量のピークが見込まれた同日午後６～７時に、需要が供給量を下回ったと発表した。

【１９：５１】　福島第１原発への地上からの放水を開始。

【１９：５９】　警察庁によると、警視庁の機動隊は午後７時ごろ、高圧放水車による放水に着手したが、その後、作業を中断した。

【２０：１４】　東京電力によると、自衛隊は６台の消防車を出動させ、１７日午後７時３５分、福島第１原発３号機に向け地上からの１回目の放水を開始、１０分後に２回目の放水を実施した。

【２０：２８】　東京電力によると、自衛隊ヘリによる福島第１原発３号機への放水後、同原発の事務本館周辺の放射線濃度が３７００マイクロシーベルトから４０００マイクロシーベルト前後に上昇した。

【２０：４２】　防衛省によると、自衛隊の消防車５台による福島第１原発３号機への放水は、午後８時すぎに終了した。

【２０：５４】　防衛省は１７日夜、陸上自衛隊ヘリによる福島第１原発への水の投下と、消防車による地上からの放水を１８日も行う方向で準備すると発表した。

【２１：３３】　東京電力によると、福島第１原発の事務本館周辺の放射線量は、自衛隊の消防車による地上からの放水の前後とも約３６００マイクロシーベルトで変わらず、大きな影響は見られなかった。

【２２：０２】　警察庁によると、警視庁機動隊は約５分間にわたり放水したが、線量計のアラームが鳴り危険と判断したため、放水を途中で取りやめた。１８日以降は実施しない方針で、既に現地を撤収した。

【２２：２７】　岩手県釜石市の病院で１１日の地震発生以降、停電でたんの吸引装置が使えなくなり、７０～９０代の入院患者８人が肺炎などを悪化させ死亡したことが１７日、分かった。

【２２：３９】　枝野幸男官房長官は１７日夜、福島第１原発への放水作業について「明日（１８日）も継続的にやっていかなければならない」と記者団に述べた。

　［2011年3月17日22時47分］

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20110317-749346.html