3月21日 8時26分
東北関東大震災の被災者を少しでも支援しようと、タイでは、各地で募金活動が行われていますが、首都バンコクにある貧しい人たちが暮らす地域でも募金活動が始まりました。
この募金は、およそ10万人が暮らすバンコク最大のスラム街で活動する支援団体が中心となって、20日に始まったもので、参加者が仏教の読経を行い、震災の犠牲者を悼んだあとスラムの中を回り、震災の被災者への募金を呼びかけました。
このスラム街の住民の多くは、一日の所得が日本円で数百円ほどですが、小さな子どもを含む多くの人々が呼びかけに応じ、次々と募金箱の中にお金を入れていました。募金に応じた男性の一人は「できることは僅かですが、被災した日本人のためにできるだけのことをしたい」と話していました。
また別の男性は「被災者が気の毒です。タイの友人である日本に支援したい」と述べました。募金を呼びかけた支援団体の代表は「これまでスラムの住民は、日本から多くの支援を受けてきた。今こそお返しをするときだ」と話していました。集まった金額は、初日だけで日本円にしておよそ90万円に上ったということで、支援団体では、しばらくの間、募金を続け、できるるだけ早く被災地に届けたいとしています。
アフガンから義援金 カンダハル市が400万円2011.3.14 00:36
アフガニスタン南部カンダハルのハミディ市長は東日本大震災に対する義援金として5万ドル(約400万円)を送ると表明した。ロイター通信が13日報じた。
ハミディ市長は「日本のような国にとっては大したお金でないことは分かっているが、カンダハルの住民の感謝の印だ」と述べた。
南部カンダハルは反政府武装勢力タリバンが活動し、治安が悪化している地域。日本は2009年からの5年間でアフガンに最大50億ドル規模の民生支援を行うことを約束している。(共同)