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2011/03/14

午後1時25分、福島第一原発2号機、原子炉の冷却機能停止

福島第一2号機 冷却機能失われる
3月14日 15時41分
経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、福島県にある東京電力の福島第一原子力発電所2号機で、原子炉を冷やすために水を循環させる装置など、「冷却させるための機能」が、午後1時25分にすべて失われたことが分かりました。

2号機では、原子炉が入っている格納容器の内部の圧力が、高い状態が続いていることから、今後、格納容器の空気を外部に放出するなどして、安全を確保する方法を検討しています。






2号機の冷却機能停止 福島第一原発
2011年3月14日15時57分
 福島県災害対策本部に入った連絡によると、東京電力福島第一原発2号機で午後1時25分ごろ、原子炉の冷却機能が失われたという。このため、原子炉の水位が低下傾向にある。

 東京電力福島事務所の説明によると、炉心の水位は午後0時半から午後1時半ごろにかけて、約300センチから約240センチに低下した。

 このため、東電は午後1時25分に原子炉の冷却機能が喪失していると判断。午後1時38分に事態を福島県に報告した。東電福島事務所の担当者は「1、3号機のようにならないように対処したい。ベントや海水注入、水素爆発を防ぐ対策など、早めに手を打ちたい」と話した。

 2号機はこれまで炉心を冷やす水の循環が機能していたが、何らかの原因で動かなくなったみられるという。