民主党の黄川田徹衆院議員(衆院岩手3区)は22日、東日本大震災の被災者支援に関し、国会内で記者団に「(既に)いろんな災害があって、マニュアルがあって、あとは決断と実行だ。何をいまさら議論しているんだ」と述べ、政府の対応を強く批判した。
黄川田氏は、津波により甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市出身。同氏や事務所によると、市内にあった自宅は津波で流され、長男が遺体で発見された。また、両親と妻は依然行方が分からないという。(2011/03/22-16:24)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011032200734
東日本大震災:民主・黄川田議員の長男死亡
民主党の黄川田徹衆院議員(岩手3区)は22日、国会内で記者団に対し、東日本大震災で被災した長男の駿一さん(29)が亡くなったことを明らかにした。岩手県陸前高田市にあった自宅は津波で流され、両親と妻の行方も分からないという。
「どういう言葉で表現していいのか。すべて失った」と黄川田議員。現地について「すべて崩壊というか、全滅というか、壊滅だ。花を買おうにも花屋がない。葬儀を挙げようにも、葬儀屋もお寺もない」と話していた。【葛西大博】
毎日新聞 2011年3月22日 18時57分(最終更新 3月22日 22時24分)