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2011/03/19

19日午前、1号機~4号機の表面温度はいずれも100度以下(暫定値)=北澤防衛相

1~4号機、表面温度100度以下…放水が効果



 北沢防衛相は19日午後、防衛省で記者会見し、同日早朝、航空自衛隊が東京電力福島第一原子力発電所1~4号機の表面温度を測定した結果、いずれも100度以下(暫定値)だったことを明らかにした。

 北沢氏は自衛隊が現場で放水ビデオを紹介し、表面温度が100度以下だったことについて、「放水したことで効果が上がっていると思う」と成果を強調した。

 東日本巨大地震の被災地救援などのための動員自衛官数は18日現在で10万6000人に達した。飛行機209機、ヘリ321機、艦船57隻が活動。これまでに1万9430人の被災者を救助したとした。

(2011年3月19日16時08分 読売新聞)




防衛相 放水で冷却に一定効果
3月19日 17時48分
北澤防衛大臣は防衛省で記者会見し、19日朝、福島第一原子力発電所の上空で、自衛隊のヘリコプターを使って、温度を計測した結果、1号機から4号機のそれぞれの表面温度は、暫定値で、いずれも100度以下とみられるとしたうえで、3号機への放水で、使用済み燃料棒の冷却に一定の効果を上げているという認識を示しました。

防衛省は、福島第一原子力発電所の冷却作業の効果を調べるため、19日午前5時45分から、自衛隊のヘリコプターで、上空から赤外線を使って福島第一原発の温度を計測しました。

これについて、北澤防衛大臣は記者会見で、1号機、2号機、3号機、4号機のそれぞれの表面温度は、正確なデータは、さらに分析する必要があるものの、暫定値で、いずれも100度以下とみられることを明らかにしました。

そのうえで、北澤大臣は、今回の計測結果について、「政府の対策本部から、100度以下という数値は、思ったよりも安定しているという見解が得られている」と述べたうえで、菅総理大臣から、詳細な測定と分析をするよう指示されたとして、20日以降も測定を継続する考えを示しました。

また、北澤大臣は、これまでの放水作業について、「使用済み燃料棒が保管されたプールに一定の水量が確保されているとみられる。効果はかなり上がっているのではないか」と述べ、3号機への放水で、使用済み燃料棒の冷却に一定の効果を上げているという認識を示しました。