2011/2/24 1:18
みずほ銀行元行員らによる不正融資事件で、東京地検特捜部は23日、東京都内の経営コンサルタント会社への融資を巡っても、同行から約5億円をだまし取ったとして、同行元行員、武田広人被告(35)=別の詐欺罪などで起訴=とジャスダック上場でラーメン店「どさん子」などをチェーン展開する「ホッコク」(東京)元社長、吉田泰昌被告(42)=同=の2人を再逮捕した。
再逮捕容疑は2008年8月と10月ごろ、吉田元社長が実質経営するコンサル会社「CEREBRUM」(東京・千代田)について、実際は135万~4400万円だった年間売上高を「3億~24億円」と偽った決算書類などを同行築地支店に提出、返済見込みの無い融資金約5億円をだまし取った疑い。
関係者によると、融資金の一部は、ホッコク株の取得などに流用されていた疑いがあるという。
融資金詐取:みずほ元課長代理ら再逮捕 立件総額15億円
みずほ銀行から融資金が不正に引き出された事件で東京地検特捜部は23日、詐欺の疑いで同行築地支店の元課長代理、武田広人被告(35)=詐欺罪などで起訴=と、ラーメンチェーン店「どさん子」の運営会社「ホッコク」前社長、吉田泰昌被告(42)=同=を再逮捕した。立件総額は約15億円となった。逮捕は武田容疑者が4回目、吉田容疑者が2回目。
再逮捕容疑は、08年8、10月、吉田容疑者が取締役を務める東京都千代田区のコンサルタント会社に融資の返済能力がないのに、みずほ銀行側に売上高を過大に偽った決算報告書を提出、計約5億円の融資金を振り込ませたとしている。
捜査関係者によると、融資金の多くがホッコク株の取得に流用されていたとみられる。
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毎日新聞 2011年2月23日 21時57分