民主党の原口一博前総務相は23日、地域政党との連携を進める政治団体「日本維新の会」の3月中旬の発足に先立ち、国会内で同党議員らによる政策集団「日本維新連合」の準備会合を開いた。
菅首相との対決姿勢を強める小沢一郎元代表の「別動隊」だとする見方も出ている。
日本維新連合は日本維新の会と並行し、同党が2009年衆院選政権公約(マニフェスト)で掲げた地域主権の推進などに取り組むのが趣旨で、3月中の正式発足を目指す。準備会合には、山岡賢次副代表ら国会議員58人が出席した。
原口氏はあいさつで「地域が自らの責任で地域を作っていくため、多くの人たちとネットワークを組みたい」と述べた。「衆院解散が近いとも言われるが、今のままでは大事な同志が思いを果たさないままに野に散ってしまう。国民との約束を石にかじりついてでも果たそう」とも訴えた。
(2011年2月24日09時01分 読売新聞)