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2010/12/25

12月25日 菅首相と小沢一郎の会談 要旨

菅首相と小沢氏らの会談要旨

25日行われた菅直人首相と小沢一郎民主党元代表らの会談の要旨は次の通り。





 古賀伸明連合会長 政権交代が成し遂げられて、多くの国民、組合員も期待した。しかし、現実は厳しい状況だ。国民、組合員からもいろいろな声が上がっている。

 首相 (2011年度予算案について資料を基に説明した後)いろいろ前進しているが、伝えることが十分ではない。

 産別・地方連合代表 統一地方選が目の前に迫っているが、現下の状況は厳しい。非常に悲惨な結果になるのではないか。一致結束した態勢が誰の目にも明らかになるようにしてほしい。首相は代表選の後、ノーサイド、全員野球と言ったのだから、現下の情勢を検証してほしい。

 岡田克也幹事長 挙党態勢、一致結束を、との指摘は重く受け止める。しかし、今、見せかけではない本当の意味での挙党態勢、一致結束を目指して汗をかいている。首相の強いリーダーシップの下で、さらに努力を重ねたい。

 鳩山由紀夫前首相 一致結束、挙党態勢ができていないという見方をきちんと受け止めなければいけない。政権交代の立役者の小沢氏に衆院政治倫理審査会に出ろという話もあるが、乗り越えなければならない。

 小沢氏 政権交代ができたのは、みんなが一つの気持ちになって臨んだ結果だ。鳩山氏から私自身のことに触れて話があったが、改めて気持ちを整理して臨んでいきたい。国民の期待に応えられておらず、不徳を恥じている。通常国会、来春の統一地方選に向け、首相を筆頭に頑張らなければならない。

 古賀氏 これから政権や民主党がどうあるべきか、どんな社会をつくっていくかということを5人で腹を割って意見交換してほしい。

 岡田氏 要望として受け止める。

 首相 ジンギスカンは(政権奪取に向け)馬に乗っている間は良かったが、降りた後は大変だった。日本の現状は極めて厳しい。社会保障にしても財政にしても地域主権にしても、20年間の停滞を打ち破るための議論が必要だ。予算案の決定を踏まえ、元気な日本をつくりたい。

(2010/12/25-16:24)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010122500148